好きなものの話。

好きなものの話を置く場所。好きなものの話以外は基本的にしません。

もろもろの話:闇ツアー2019。〜さよなら電脳九龍城砦〜

ご無沙汰してます、あいるです。

久しぶりの更新は昨年に引き続いての闇ツアー!

東京ソラマチにて開催中(~10月31日)の「ダークネスヒールズワールド2019」をはじめとするウルトラマン関連施設・イベントに行ってきました。

昨年の半日遊びまくりのコースでヒーヒー言ってたのが昨日のことのようですが、今年はそんな昨年をも上回るさらなるハードスケジュール!

なんと2日間もかけて様々なイベントを堪能してきました。昨年に輪をかけてハードでしたが、楽しい旅でした……

では、覚えている範囲で振り返っていきたいと思います。

 

ダークネスヒールズワールド2019(1日目)

昨年の時点ではまだダークネスヒールズの展開自体が始まったばかりで、毎年恒例になるのかどうかすら定かではなかったダークネスヒールズワールド。

1年のうちに舞台化をはじめ、展開もすっかり軌道に乗ったようで(なにやらアニメ化や漫画化の噂も)、無事2回目の開催と相成りました。

 

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展示内容自体は昨年同様、テーマ(今年は『牢獄に捕らわれた闇の戦士たち』)に沿ってスーツが配置されているくらいで「ウルトラマンフェスティバル」などの大規模イベントほどのものではありませんでしたが、今回はダークショットにダークネスヒールズ以外の闇の戦士(ダークファウストウルトラマントレギアなど)が登場したり、休日限定でダークネスヒールズの各メンバーにスポットを当てた闇のショーが開催されるなど催し物が昨年よりも充実。

この日のショーはダークザギが主役。ババルウ星人が化けたにせウルトラマンノアに怒りを燃やし(客席まで這いずり回る原作以上の野獣的アクションで)暴れるザギ様の前に本物のノア(ノアイージスの有無でにせノアと区別をつけるアイデアが見事!)が登場し、光と闇の最終決戦が観客の眼前で展開される……というNプロ世代にはアツすぎる内容!

ダークネスヒールズのファンだというMCのお姉さんが本物のザギ様を目の当たりにしてその暴れぶりにドン引きしたり、お調子者のババルウ星人がノアの姿でおかしな挙動をしてザギ様にボコボコにされるなどコミカルな場面も。闇の戦士を題材にしたショーだからといって闇一辺倒の展開にしない辺り、親子連れへの配慮も抜群でした。

時間は20分ほど、登場するキャラクターも3人ほどの小規模なショーではありましたが、満足度はとても高いものでした。他のヒールズのショーも聞くところによるとかなりツボをついたものだったようで(ティガダーク・イーヴィルティガと三つ巴になるカミーラ、アーリーベリアルに化けたババルウ星人……に化けたトレギアに翻弄されるベリアルなど)、いずれも見たかった……!

ちなみにこの日はジャグラーおよびカミーラと写真も撮りました。

こういう時、自分の背がやたら高いせいでどんなキャラクターと撮っても自分の方が背が高いのが地味に悩みなのですが、カミーラ様と撮った写真はその背の高さのおかげで結構な彼氏ヅラができたのでお気に入りだったり。いやカミーラ様の彼氏だなんて恐れ多くてとっても名乗れませんけど……

 

ウェアハウス川崎お別れ会
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続いては前回同様、川崎へ移動して怪獣酒場へ……の前に、時間調整のカラオケを挟んでちょっと寄り道。

以前の記事でも取り上げた電脳九龍城砦ことウェアハウス川崎店が11月17日をもって閉店するとのことで、お別れがてら遊びに行くことにしました。

以前行ったときは平日夜ということもあり人も疎らだったのですが、今回は閉店を惜しむ声の大きさもありかなり混み合っていました。

最新の景品が並ぶクレーンゲームから懐かしのビデオゲームまで、あらゆる筐体に人が詰め掛ける光景は賑やかでしたが、この賑わいがあとひと月もしないで失われてしまうのだなと思うと、どことなく寂しさもあり。

レトロゲームに詳しい友人を連れていったおかげで、置いてあるゲームがいかに歴史的価値のあるものか知ることができたのも収穫でした。閉店の後もどこかに引き取られて稼働してくれるといいんですが……


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↑サビッス台とはいったい……
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↑やたらに凝った屋台風のディスプレイ。中に入れば店主気分?
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↑某MSにそっくりな敵キャラでおなじみ「スペースハリアー」の筐体。操縦桿での操作は慣れないとなかなか難しい。
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ワイドスクリーンと海洋生物型ボスキャラが魅力の初代「ダライアス」。最新の筐体と背中合わせに置かれ、両者を遊び比べることができるようディスプレイされていました。

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↑基本立ち入り禁止かつ特に何かゲームに関係あるわけでもない、ただの内装。それにここまでこだわったことが、このウェアハウス川崎をただのゲームセンター以上のものたらしめていたのかな、と。

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↑コミュニケーションノートには全国、どころか世界各国からのメッセージが。遠方からのリピーターも多数いたようです。
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工業都市・川崎の夜に生えた混沌、電脳九龍城砦

何事も諸行無常とはいえ、唯一無二のその佇まいが失われてしまうのはなんとも惜しい。何らかの形で外観・内観ともに保存されないものかなぁ、と思います。

お別れまでの間にもう一度くらいは行きたいです!

 

川崎・怪獣酒場

1日目の〆はおなじみ怪獣酒場!新メニューを中心にバッチリ飲み食いしてきました。
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スカイドンの炎のチーズダッカルビスカイドンの背中を開けるとカレー風味のダッカルビが出現!これにはカオスパラスタンSくんもびっくり。
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↑ダークネスヒールズカクテル。それぞれの抱く業をテーマにしたカラーリングは、掻き混ぜると暗く淀んだ輝きを放つ……
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ピグモンの挑発。ドラコの手を模したポークソテーに、潰されたピグモンサルサソースが……なんともブラックなメニュー。しかし美味い。
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そしてハロウィン恒例の闇のグリーティング、この日はカオスウルトラマンカラミティ。なかなかお目にかかれないレアな戦士ですが……


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なんと、友人のスマホカバー(ウルトラマン柄)を目ざとく見つけてブチギレ

「覚悟はできてんだろうな……?」とばかりに首を回し腕を組む様子は、さすが憎しみを知ったカオスヘッダーの化身。思わずおののいてしまう怒りぶりでした……


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終始苛立ちと怒りに満ちた振る舞いで楽しませてくれたカラミティさんでした。いずれどこかで、コスモスとの因縁の戦いも見てみたいものです。

 

その後も愉快なメニューが続々!
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科学特捜隊日本支部を破壊せよ!くりぬかれた食パンの中に熱々のグラタンがたっぷり。日本の守りだけあってパンの装甲はだいぶ堅牢で、破壊を担当した友人は結構疲弊してました。


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バキシムの空を突き破れ!青い空をイメージさせる塩釜をバキシムよろしくパリーン!と突き破れば、ベーコン巻きハンバーグが出現。
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エースキラースペシャルショットアイス。ウルトラ4兄弟から奪った力が詰まった具材を3種のアイスに混ぜてスペシャルショットを完成させよう!
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ジャミラの想い ティラミスのセミフレッド ~アフォガード~。国際平和会議の会場をイメージしたカステラにコーヒーをかけて破壊しよう!という代物。しかし、実際に破壊した後の皿の上はまるでジャミラが絶命した際に広がった泥だまりのようになってしまうというのがなんとも皮肉。

 

以上!久しぶりの怪獣酒場、堪能してきました。

見た目も味も良いメニューが割とリーズナブルな価格で味わえる、やはり最高ですね酒場は。「注文の際はウルトラマンのカラータイマーを思いっきり潰して呼んでくださいね!」をはじめ、何かとツボに入る店員さんのノリの良い発言も楽しいのです。また行きたいな……

 

 

魂ネイション2019


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さてここからは2日目!

まずはバンダイスピリッツの新商品がずらりと並ぶ魂ネイション2019へ。秋葉原UDXとベルサール秋葉原の二会場にワクワクが詰まりに詰まってました。


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UDX会場「ロボットセンター」のテーマは「変形・合体・可動」。それぞれを象徴する「DX超合金 VF-1S ストライクバルキリー」「超合金魂 機甲艦隊ダイラガーXV」「メタルビルド エヴァンゲリオン初号機」の立像がお出迎え。
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突然の新作発表でファンの度肝を抜いた「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」ブース。

アニメPVやメイン商品となるネクスエッジスタイル、他にも食玩ガシャポンなどバンダイの各事業部でも連動した商品が企画進行中の模様。

正直新作といっても新TVシリーズやらアニメ映画やらとまではいかないだろうと思うのですが、それでも新魔神が7体も商品化されるというのはかなり力の入った展開。ひょっとしたらひょっとするかも……?

とりあえずPVに右手しか出てこなかったうえ敵陣営に邪戦角がいるせいでまたもや闇堕ちしてる説が濃厚なシバラク先生の明日はどっちだ!?
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続いては最終作「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が来年公開予定の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」。

先に公開された「シン」冒頭部分のパリでの戦いを再現したジオラマは迫力満点!ROBOT魂のエヴァ各機がリニューアルされること、またフィギュアーツミニで「Q」における各エヴァパイロットが商品化予定であることが発表されていました。


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ROBOT魂エヴァはより劇中のスタイルに近づいた上価格も約6000円と他社の立体物に比べて安め、ちょっと欲しいかも。
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ネクスエッジスタイルの使徒やロボット魂の44B・4444C(シン冒頭で出現した異形の敵エヴァ)など、商品化が怪しそうな展示品もありましたが、やはりこうして形になっているのを見るだけでも胸が躍るものですね。


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メタルビルドシリーズからは「機動戦士ガンダム00」の今後の展開に登場予定のグラハムガンダムことガンダムエクシアリペアⅣやガンダムデュナメスリペアⅢなどが展示。

高嶺の花、ショーケースの中のトランペットという印象が強いシリーズですが、この精緻さはいつか目前で眺めてみたいものです……


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メタルロボット魂シリーズからも大迫力の展示が続々。

……まぁリアルタイプ三国伝は日本では抽選販売オンリーなんですけどね!!
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超合金魂FAシリーズのブースでは最新作のコン・バトラーVと既発品のボルテスⅤの超電磁コンビが夢の共演。

超合金魂FAは何度かタッチアンドトライで触らせてもらったことがあるのですが、アクションのために洗練された関節構造で非常に「気持ちよく」「カッコよく」動かせるようになっていて、メタルビルドと並ぶ憧れの商品だったりします。まぁ1体1万5000円なのでなかなか踏み切れないのが実情ですが。
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そして驚きの発表、ロボット魂キングゲイナー

かつて持っていたリボルテックキングゲイナーも名作でしたが、今回のロボット魂はさらに劇中のプロポーションに近付いた感がありますね。しかもガチコやモンキーダンスを踊るキャラクターたちのアクリルプレートまでついてくるとは……買う!

ラッシュロッドやドミネーター(どうやって動かすつもりなんだ……)も参考展示され、他のオーバーマンの発売にも期待が持てそうです。エンペランザやジンバなんかも欲しいところ。

 

そしてもう一つの会場、ベルサール秋葉原にはフィギュアーツなどロボット以外の商品が集結!

お目当てのウルトラマンシリーズからも数多くの参考展示が初公開でこちらのテンションも爆上がりです。


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昭和ウルトラマンシリーズからはタロウに商品化を抜かされてファンをやきもきさせたウルトラマンエースや相手役のヒッポリト星人、タロウをはじめとする多くのウルトラ戦士を苦戦させた強敵・タイラントが登場。タイラントはニュージェネレーションヒーローズと絡ませても映えそうです。
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現在配信中の「ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ」からはウルトラウーマングリージョ、ウルトラダークキラー、ウルトラマンオーブダークネス、ウルトラマンゼロダークネスが参考展示。

さらに現在放送中の「ウルトラマンタイガ」からもウルトラマントレギアやウルトラマンタイガ トライストリウムが参考展示されていました。

なんという凄まじい攻勢……これ全部商品化されたら確実に破産するぞ……!(嬉しい悲鳴)
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また、「タイガ」からはウルトラマンタイタスも展示。更にその隣にはタイタスもあこがれる伝説の勇者、誰もが知ってるウルトラの戦士・ウルトラマンジョーニアスも!

アニメ劇中や最新のスーツを思わせる白いボディがなんとも鮮やか。かつての「ULTRA-ACT」ではアニメカラー・実写カラーの両方が商品化されたこともありましたが、今回は果たして……?
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握手を交わす二人の後ろには越智一裕さん画のキャラファイングラフ「若き賢者の旅立ち」の図画が。何気にめっちゃニッコリしてる大賢者様かわいい。


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ベルサール会場の外壁にはフィギュアーツを代表するキャラクターのうちの一人としてタイガの姿が!ウルトラマンのフィギュアがこれだけ大きく扱われるようになったと思うと、思わず胸が熱くなりますね。

 

その他にも会場で限定品(ロボット魂Ver.ANIME 量産型ゲルググ ファーストタッチ3500)のタッチアンドトライをしているうちに担当の人とフィギュアーツやそのほか商品について熱く語り合ったあげくうっかりゲルググを買ってしまったり、いろいろ眺めている間に時間を使いすぎてダークネスヒールズワールドのベリアルショーに間に合わなくなったり、予想外に楽しい出来事の多発する魂ネイションでした。なんだかんだ言っても自分はやはりバンダイスピリッツの商品が大好きで、大きな期待を寄せているのだなあということに改めて気付かされたような気がします。

ただ、毎年思うことではあるのですが会場限定商品についてはやはりすべて事後通販で確実に手に入れられるようにした方がいいかな、と……

アンケートにもしっかり書いたから読んでくれよな!!頼むぜバンスピ!!

ダークネスヒールズワールド(2日目)
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というわけで遅れ気味に到着した2日目のヒールズワールド。

お目当てはその日最終回のダークショット、ウルトラマントレギアとの撮影だったわけですが……なんとここでサプライズ。トレギアに加えまさかのウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツが登場!

トレギア目当ての客にどかされてすねる会場のアイゼンコールに手を挙げて応えるなど終始フリーダムな振る舞いで場を大いに沸かせていました。

「R/B」本編では悪辣な振る舞いが鼻についてどうも「憎めない悪役」と言い切れない相手だった(個人の感想です)オーブダークですが、本編終了後の今となっては不思議と愛せるような気がしてきます。どいつもこいつもしっかり邪悪な闇の戦士たちの中で珍しく単にウルトラマンごっこがしたいだけ」の軽いヤツという点もあってか、コメディリリーフを一手に買って出られるポテンシャルの持ち主……かも?

ともあれトレギア・オーブダークとのスリーショットというレアな写真を入手して、無事2日間の闇ツアーを終えることができたのでした。

 

 

以上、闇ツアー2019でした!

メインイベントのダークネスヒールズワールドについて言うと、参加するファンの熱量も、スタッフさんたちの盛り上げ方(「闇にも譲り合いが必要ですので前に詰めてお座りください」「ダークヒーローたちは人間の言うことなんか聞いてくれないのでポーズの指定はできません!」など名言多数)も昨年より大きくパワーアップしていたのが印象的でした。最初はどうなることかと思っていたダークネスヒールズですが、よもやここまで人気が拡大するとは……この調子なら来年もまた闇ツアー、あるんじゃないかと。

誘ってくれる/参加してくれるフォロワーの皆さんに感謝!来年もよろしくお願いします!

 

ではまた次回。書きかけの記事があったので割とすぐかも?

映画の話:燃えて消す、それが流儀だ。(『プロメア』ネタバレなしレビュー)

どうも、あいるです。

5月末とは思えない異常な暑さの中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

滴る汗、乾く喉、ただ家でゴロゴロしてても不快なのにこんな中出勤までしてる人もおられるかと思います。フラストレーション、溜まりますよね?

 

そんな胸につかえてとれない日々のモヤモヤ、やり場のない感情をまるごと燃やし尽くしてくれる最高のエンタテイメント超大作が昨日公開されました。

その名もプロメア』!
promare-movie.com

 

昨年『アニメで特撮を撮る』という大いなる矛盾に全力で挑んだ『SSSS.GRIDMAN』でアニメファンのみならず特撮ファンの心まで熱く燃やしてくれたあのTRIGGER制作、しかも監督×脚本は『天元突破グレンラガン』『キルラキル』の今石洋之さんと中島かずきさん、というある種の人たちにとっては『絶対外さない』コンビ。

声優陣は主要3キャラクターに松山ケンイチさん、早乙女太一さん、堺雅人さんと豪華俳優を起用し、その脇にはTRIGGER作品常連かつTRIGGER作品をこよなく愛する声優・稲田徹さんをはじめとするいつものTRIGGER組(新谷真弓さん、檜山修之さんほか)が名前を連ねる……と、もうこれらの名前を聞いてるだけでワクワクが止まらなくなってくる個人的大・期待作だったわけですが。

 

結果、期待通りどころか期待をはるかに凌駕して太陽系を焼き尽くす勢いでした。

 

喜び、楽しみ、悲しみ、怒り、感情の全部

笑い、興奮、涙、ハラハラ、カタルシス物語の全部

躍動する肉体、唸りを上げるメカ、舞い踊る炎、アニメーションの全部

1時間50分の上映時間の中にその全部、全部がギッシリと詰め込まれた大・大・大傑作!!

見てほしい。切実に。この作品を観られる環境にある人すべてにぜひとも見てほしい、そんな思いでネタバレなしの簡単なレビューを書きます。

題して『プロメアここすきポイント5選』!!

映画プロメアの個人的な「ここすき」な(きっとみんなも「ここすき」であろう)ポイントを勢いのままに5つほど挙げていこうと思います。

5つのうちひとつでも「ここすき」あるいは「ここすきそう」と思ったポイントがあればぜひ劇場へ!損はさせません!

 

 

プロメアここすきポイントその1:キャラがすき

まずはなんといってもキャラクター!

promare-movie.com

主人公は『燃えて消す』が流儀の超熱血火消しガロ・ティモス(CV:松山ケンイチ)。

対するライバルは、炎を操る新人類「バーニッシュ」の過激派「マッドバーニッシュ」を率いる少年リオ・フォーティア(CV:早乙女太一)。

そして物語の鍵を握るのは、大都市プロメポリスの司政官クレイ・フォーサイト(CV:堺雅人)。

とにかく、この3人がいい。決して長くはない尺の中で3人それぞれの関係、心の動き、ぶつかりあいが繊細かつ豪快に描かれます。流行りの言葉で言うならとってもエモい

 

かつて自分を救ったクレイを『ダンナ』と慕い、彼に恥じない生き方をするために火消しとして魂を燃やすガロ。

追い立てられ、虐げられるバーニッシュの運命に苛まれながらも、確固たる信念のもとに誇りをもって活動を続けるリオ。

そしてガロを英雄として祀り上げる一方でリオたちバーニッシュを迫害し、人格者の仮面の裏に壮大な陰謀を隠し持つクレイ。

三者三様、並び立つほどに対照性が鮮やかに浮かび出る見事なキャラ配置がなされています。また、詳しくはネタバレになるので省きますが各自見た目によらない「ギャップ」が随所で見られ、それがまた彼らへの愛着を深めてくれます。

 

そんな彼らのデザインも、非常に示唆的です。

誰もが『グレンラガン』の名キャラクター・カミナを想起するであろう青いツンツン頭に半裸のガロ、全体はハードなレザーで決めながら首元にはスカーフ、顔は中性的な金髪の美少年・リオ、そしてスーパーヒーローのように極端な体型に威圧的なまでの微笑みをたたえたクレイ。

それぞれの人格がそのまま形になったような姿は、短い映画体験の中でキャラクターを即座に理解し、没入していくための道標になってくれます。

 

そして、特筆すべきは3人の声。

俳優として実績がある人でも声の演技はどうなの?と不安に思ってしまう向きもあると思いますが、そのような心配は杞憂です。

最初から最後まで完全燃焼、叫びに叫びに叫びまくる松山ケンイチさんの圧巻の演技はまさにガロ・ティモスそのもの。

最初はリオの見た目から想像される声よりもやや野太いように思える早乙女太一さんの声も、過酷な運命に翻弄され怒りと憎しみに染まっていくリオの生きざまにはピッタリ。

そしてクレイ、堺雅人さん……これについては後述します。とにかくすごいので

単なる話題作りのための俳優起用などでは絶対にない、『キャラクターに魂を吹き込める人を選んだら俳優だった』というべきキャスティングの妙には、ただただ脱帽するばかりです。

 

もちろん、3人以外のキャラクターもいいとてもいい

本作では尺の都合上3人以外のキャラはあくまでサブ、活躍や掘り下げにはやや物足りない部分もありますが、それを補って余りある声優陣の熱演と秀逸なデザイン!

ガロが所属する高機動救命消防隊バーニングレスキューの面々、リオと共に放火テロを巻き起こすマッドバーニッシュの幹部2人やそれ以外のバーニッシュたち、いずれも「もっと見たい、もっと知りたい」と思わせてくれる魅力的なキャラばかり。

個人的な推しはやはり稲田徹さん演じるバーニングレスキューのパワーファイターバリス・トラスデカくて強くて食いしん坊。そのシンプルさがいい……とてもすき。

 

プロメアここすきポイントその2:メカがすき

すでに出ているPV(ロングPVはネタバレだらけなので注意)を見ていただければわかるように、本作は結構なメカアクションアニメです。

バーニングレスキューが駆るレスキューモービルや、パワードスーツとして身に纏うレスキューギア(映画パンフには各機の名称や特徴が掲載されているので必見!) はまさに男のロマンを体現したようなメカニック。胸躍る発進・装着シーンに、否が応にもワクワクさせられます。

レスキューモービルの『高速走行可能な改造車(隊長機)』、『装備を運搬し射出する巨大はしご車』、『ペイロード多めの垂直離着陸機(ヒロイン機)』という構成にシビれるのです!わかってらっしゃる!こういうのやるときの流儀を!

加えてガロのレスキューギアは手にした巨大なまといと合体して『マトイテッカ―』なる純白の主人公機になるという……あーもー!お約束過ぎて!好き!!

 

一方のマッドバーニッシュも、自身の炎で生成したマシン・バーニッシュサイクルでスクリーン狭しと駆け巡ります。また、マッドバーニッシュは己の身体をも炎の鎧で覆っており、漆黒に各自のパートカラーが差し色として入ったクールなデザインに惚れ惚れ。

デザインしているのはバーニングレスキュー側、マッドバーニッシュ側共にキャラデザのコヤマシゲトさんなんですが、見ただけで両者が『異質のもの』であるとわかるのが凄い。

まさに近未来消防メカ VS 過剰武装暴走族の異種格闘技戦!!

訳の分からない構図ですが、それを納得させてしまうほどのパワーがあるのがこの映画。次の項で述べる映像のすばらしさが、メカの魅力をさらに引き出してくれています。

 

プロメアここすきポイントその3:映像がすき

本作は2D・3Dを併用して描かれていますが、正直な話どこからがどっちなのかはほとんど見分けがつきません

驚くほどシームレスに両者が入れ替わり、混然一体となって『プロメア』という世界を描き出します。

かたや2Dのキャラクターたちが表現する喜怒哀楽、手書きだからこそ表現できる『すご味』のある映像美。かたや圧巻の3DCGが実現する鮮やかで滑らかなアクション、酔いそうなほどのカメラワークで魅せるバトル。

ポリゴンのように展開するバーニッシュの炎、現実とはかけ離れたサイケデリックな色使いは少々目に痛いかもしれませんが、慣れればそれも作品世界への導入剤。目まぐるしく展開する物語との相乗効果で、半端ない没入感を味わうことができます。

その分見た後はどっと疲れること請け合いですが……きっと心地よい疲れでしょう。それこそ、完全燃焼と呼べるほどの。

 

プロメアここすきポイントその4:音楽がすき

本作の劇伴担当は『キルラキル』に引き続いての登板、澤野弘之さん。

壮大かつ情緒的なメロディが的確にシーンを盛り上げ、さらにおなじみの英語ボーカル挿入歌がなんと4曲も!

個人的には『Inferno』 がお気に入りです。ポップながらも熱さのある名曲で、ある種本作のメインテーマのような役割を果たしており、……くそう!使いどころを語りたいけどネタバレになっちゃうから語れない!!

また、主題歌『覚醒』『氷に閉じ込めて』はあのSuperflyが作詞・作曲・歌唱。

静かに、確実に燃え盛っていく炎のような『覚醒』と、相反する2人の切ないすれ違いを歌う『氷に閉じ込めて』。両曲の使いどころにもぜひ注目を。こちらも詳しく語れないのが残念なくらいピッタリな場面で流れるんですよ……聴いて……

 

プロメアここすきポイント その5:堺雅人がすき

さて、ここまでなんやかんやと語ってきた4つのポイントに匹敵する「すき」パワーをたった1人で出しちゃう人がいるんですよ。

いや堺雅人っていうんですけど。 

堺さんが演じるクレイについて詳しく語るとどこまでもネタバレになっちゃうのでもちろんそこは伏せますが、本作における堺さんの演技はとにかく凄まじい

テンションが。テンションがどんどん移り変わってくんですよ。たとえるなら『WOWOWのCM半沢直樹→古美門(リーガル・ハイ前人未到の領域』といった感じで。

天元突破グレンラガン』でもラスボス・アンチスパイラルを演じた上川隆也さんの演技が話題になりましたが、今回の堺さんもそれに匹敵、あるいは上回るほどの名演であると確信しています。

前人未到の領域に入った堺さん、本当にすごいですよ。口をついて出まくるのはドラゴンボールか何かかってくらいの雄叫び。まさか堺雅人があんなことを叫ぶなんて思いもよらないじゃないですか普通。あり得ない。

でもそれがあり得るのがプロメアなんです!!観て!!とにかく!!!

公開初週の今なら完全新作・限定短編アニメ『プロメア・ガロ編』配信コード付きキャラクターカード(全8種)も配布中なので!ぜひとも!!

 

 

以上、勢いで書いたのであんまりまとまってませんがこの辺で。

自分の拙い筆致でまったくもって伝わらないかもしれませんか、とにかく『プロメア』を観るべきだということだけはわかっていただきたい。明日にでも劇場へ!急げ!

雑多な話:ビルの谷間から生えた混沌。

お久しぶりです!

特に何かあったわけではないのですがなんとなくご無沙汰してました。

その間にもいろんなことがありまして……

 

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急にヤマトにハマり直したり
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寿海さんが再登場して萌え転がったり

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ライダー飯をたらふく食ったり
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ガンガンズダンダンしたり

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わざわざプレバンで頼んだ装備でインコムッ!したり
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宇宙最大の親子喧嘩で遊んだりしてました。

 

 

そんなある日、職場のある川崎で奇妙な光景に出会いまして。

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……あからさまに怪しい。

 

いたって普通のビル街に唐突に現れる、露骨にボロボロなビル。

いやにピカピカなネオンの下に掠れた英字が並び、さらにその下には中国語と思しき(贅沢三昧だの一日五食だの胡散臭いことこの上ない)文字列が。

まるでここだけ別の世界に迷い込んでしまったかのような、異常な存在感に目が離せなくなってしまいました。

これは……行くっきゃないでしょ!と心の中の小学生を騒がせつつ、いざ接近。


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重々しい鉄扉の奥には更に赤い鉄扉。前に立つとプシャー!!と蒸気を噴出しながら開くのでだいぶビックリしました。

で、その扉の先には……


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……ここは……日本……だよね……?

薄暗い路地裏に延々と響く異国語のアナウンス、乱雑に貼られた漢字だらけの広告、どれをとっても日本国内にある建物の中とは思えない仕上がり。

それこそ本場から丸ごと引っこ抜いてここに移設したと言われても信じるレベルの大陸っぽさです。いや自分中国とか行ったことないんですけど……

あやしい……ひょっとするとここは何かアジア系のヤバい人たちの拠点的な何かで、日夜ヤバげな粉やハジキや臓器が売られたりしているのでは……!?


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身の危険を感じてとりあえず外へ!だが出口の外は普通の駐車場


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このいかにも秘密の研究やってますって風情のマジで液体張ってある飛び石の向こうにある扉の先も駐車場


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外と中の景色にコントラストが効きすぎていてくらくらしてきます。ただでさえ仕事帰りなのに……


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果たしてこの謎めいた建物は何なのか。本当にヤバげな人たちの根城なのか。

レトロでチープな内装に似つかわしくないいたって普通のエスカレーターを上った先には何があるのか――!


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ゲーセンでした。

 

ここはゲームセンターチェーン「ウェアハウス」の川崎店、通称「電脳九龍城砦」。

かつて香港にあったスラム街「九龍城砦」の建物をモデルに作られた世にも珍しいスラム風ゲームセンターなのです。

www.warehousenet.jp

自分も存在は知っていたのですが、いざ見つけてみると驚きを禁じえませんでした。

川崎ルフロンを抜けた先の集合住宅の谷間に唐突に生えてるんですもん、これ……


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2階以上のフロアにもスラムっぽい装飾が施されてはいますが、基本的には普通のゲームセンターです。古めのゲームは1回50円で遊べるということで、自分も「ガンダムvsガンダムNEXT」で楽しみました。ミーシャかわいいよミーシャ

 

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というわけで、風情溢れる電脳九龍城砦でした。

大の大人一人でも十二分に大騒ぎできるステキスポットなので、仲間と一緒に来たらきっともっと楽しいだろうなあと思ったりして。

いつか示し合わせて、誰かと一緒に行きたいところです。皆さんもぜひ!

 

ではまた、遠くないうちに(強調)

萌えキャラの話:無常の無情に咽ぶひと。

どうも、あいるです。

 

この間の大沼さんの記事がちょっとだけバズったのをいいことに今回も萌えキャラ語りです。

 

題材はズバリこの方。

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現在放送中のアニメ『どろろ』より、主人公・百鬼丸の育ての親・寿海さんです。

 

ゴツめの体格!優しげながらも虚しさと憂いをたたえた瞳!立派なお髭!CV大塚明夫……とまぁキャラデザ公開時点で『来るかも』という予感はあったところに、先日放送された第3話『寿海の巻』で描かれた切ない過去がジャストミート。綺麗に心の正中線を射抜かれてしまいました。

いい人なんです……すっごくいい人なんです……あとめっちゃかわいいんです……

 

そんな寿海さんのあんなところやこんなところを、第3話の各場面を振り返りながらつらつらと語っていこうと思います。

 

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その背に負いし業ゆえにf:id:ir040408:20190123231314p:image
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どろろ』の舞台はそのものズバリの戦国時代。室町の頃からの有力一門・斯波氏に仕えていた寿海さんは、主家に仇為す敵を捕らえて磔などの拷問を行う過酷な仕事に就いていました。

しかしある時、処刑された夫に駆け寄る妻が後ろから刺殺される様を見てとうとう心が砕け、海に身を投げてしまいます。

 

……第3話、ここまで開始3分。のっけから重すぎます。

自分が杭を打ち、耳を削ぎ、指を斬り落としてきた無数の亡骸を背に、顔を覆い慟哭しながら走る寿海さんの姿には思わず絶句。

どんな経緯があってこんな残酷なことをやらされていたのかは明らかになりませんでしたが、そりゃあ誰だって心も壊れるってもんです。


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それから(OPとCMをはさんで)しばらく後。

大陸の船に拾われ生き延びた寿海さんは、そのまま辿り着いた大陸で義肢作りの腕を磨いて帰国。手足を欠損した人々に無償で義肢を作る日々を送っていました。

死を選んだはずの自分が生き延びた以上、何もしないままでいることはできないというある種の強迫観念に基づく行為ではありましたが、寿海に救われた人々はたいそう喜び、そのうちの一人である少年・カナメは寿海の助手として働き始めます。

 

このあたりの場面は冒頭とのギャップもあってちょっぴりほっこりしますね。かつての所業の影を背負いながらも、人々のために身を粉にして働く寿海さんのまっすぐな眼差しにグッときます。あと汗の描き込みがすごい

 

しかし、カナメにかつて斯波氏の家来だったことを知られてしまい……

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斯波氏に父を殺されたカナメの殺意を受け止めつつも、せめて今手掛けている義肢が出来上がるまでは、と懇願する寿海さん。

逡巡の表情、強く見据える眼、滴る汗……そう汗。先程に引き続き汗。今回汗やら涙やら、やけに液体の作画に気合が入ってます

こんな気合120%の作画が全編にわたって展開されるのだから見ているこっちとしてはたまったもんではありません。逞しい中年男性の乾いた肌を伝ういろんな液体……は、話に集中できない……(嬉しい悲鳴)

 

異形の命との出会い
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結局カナメは寿海さんを殺すことなく、「あんたに俺は救えない」とかつて授かった義肢を置いて去ってしまいます。またも死に損ねた上カナメを失って茫然自失の寿海さんはうっかり足を滑らせて河原にズザー。かわいい。


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そしてそこで、寿海さんは魔神に全身を奪われた赤子(のちの百鬼丸)と出会います。肉塊同然の姿でありながらなお生きようとするその力強さに心を打たれ、大粒の涙を流す寿海さん。彼はこの異形の命を育てることに、再度生き延びた己が命の意味を見出してゆくことになります。

ちなみに寿海さん、冒頭・カナメに去られた後・そして今、とこの時点でもう三回泣いてます。もちろんここまでの怒涛の半生を思えば涙くらい出るだろうとは思うのですが、それにしてもよく泣く人だなぁと。

その身に宿した情けの深さゆえに、残酷に移りゆく日々の無情に涙するひと。この時点でもうすでに寿海さんへの好感度がストップ高なのですが、ここからの百鬼丸との交流で更にその値がうなぎのぼりになっていきます。


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百鬼丸に作り物の身体を与え、我が子のように慈しむ寿海さん。心も言葉も通じているかわからない百鬼丸に、それでもにこやかに微笑みかける寿海さんの優しさがそっと沁みる場面。

地味にここまでの寿海さんで一番肌面積が広い『上半身裸で畑を耕す寿海さん』が見られるのもこの辺です。作品の性質上サービスシーンなどは望めないので、こういう場面はとても大事。遠景とはいえ。


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やがて『周囲の物体が放つ気配を視る』不思議な力を持つ百鬼丸の周りには妖が集まるようになり、寿海さんは自衛のために百鬼丸に武術を教え込みます。

しかし、痛みを感じられない百鬼丸は一切の容赦なきままにひたすら近寄る妖を殺めるようになり、寿海さんは「わしはまた間違えたのか」と思い悩むことに……

 

ここでまた汗!煩悶する悩みの表情!切なげに閉じた瞼が瞼がままままま(略

ここまでくるともはやスタッフにそういうフェチの人がいるんじゃないかと思うほど徹底的に寿海さんを悩みに悩ませまくるんですよ今回。ホントごっつぁんです。

 

掌に触れた確かな想い
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偶然にも自分の体を奪った魔神のうち一体を倒し、生身の右足を取り戻した百鬼丸。寿海さんは百鬼丸に体を取り戻させるため、魔神を倒す旅へと送り出します。

足手まといになるから、とその場に残る寿海さんの頬にそっと触れる百鬼丸の手。作り物の指先に確かに宿る真心に涙しつつ、寿海さんは百鬼丸をひしと抱き締めるのでした……

 

今回のハイライト、寿海さんと百鬼丸の別れ。

万感ながらも健気な笑みで送り出そうとする寿海さんの顔がやがて切なげな涙に染まっていく様は、アニメ1話分という短い時間の中に凝縮された彼の人生の集大成を思わせる美しさ。

目も見えず、耳も聞こえず、それでも寿海さんの想いを感じ取って最大限の親愛を示した百鬼丸の姿は、彼を育てた寿海さんの行為が過ちなどではないと示してくれました。

 

……それにしてもすぐ泣いちゃう寿海さんは泣き虫かわいいなあ本当にもう。


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そして現在。百鬼丸と別れた寿海さんは、野ざらしの遺体に義肢をつけて葬るあてのない旅を続けています。衆生を救い続けてなお漱がれない罪と、我が子のように愛した二人との別離の哀しみに縛られながら。

 

わしはどこへも行けん。……百鬼丸……

 

 

 

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ここまでの『どろろ』も大変丁寧で面白く、毎週楽しみに見ていたのですが、この第3話『寿海の巻』でその楽しみが更に倍増した気がします。

戦国の世に吹き荒れる狂気、その嵐にすり潰されながらなお生きる意味を探しあがく一人の男。その生き様を今回じっくりと堪能したことで、彼の願いを受けて走る百鬼丸の姿により心を寄せることができるようになりました。

今後も波乱万丈の百鬼丸どろろの旅路、そして寿海さんの再登場を楽しみに視聴していこうと思います!

 

……大丈夫だよね死なないよねこの人……

 

 

 

それではまた。

玩具の話:S.H.フィギュアーツ ウルトラマンロッソ・ブル各種。

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纏うは火!紅蓮の炎!

纏うは水!紺碧の海!

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纏うは風!紫電の疾風!

纏うは土!琥珀の大地!

ということで、先日の『ウルトラマンロッソ ウインド』『ウルトラマンブル グランド』の発売をもって基本4属性が揃った『S.H.フィギュアーツ ウルトラマンロッソ/ブル』各種を軽くレビューします。

ウルトラマンオーブ』や『ジード』のフィギュアーツは(両者ともタイプチェンジで大きく姿が変わる都合もあって)基本形態と最強形態くらいしか発売されませんでしたが、『R/B』に関しては今のところ2人に4種ずつ=全8種の形態のうち4種が既に商品化、さらに他2種と最強形態も受注中という手厚さ!

もちろん今回のタイプチェンジの仕様上パーツの流用がよく利くから、というのはあるのでしょうが、それにしてもこのハイペースかつ大量の商品展開は驚きです。嬉しい反面お財布に大ダメージが……うぐぐ。

あとは残りのロッソアクアとブルフレイム、それに劇場版のあの子姿を出してくれれば文字通り一片の悔いもなく終われるので、その辺に期待しながらプレバン組の配送を待ちたいところです。

 

 

前置きが長くなりましたが、とりあえず写真を載せつつ解説していきましょう。

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一見してわかるように、ロッソとブルの胴体・上腕・足は塗り分けが異なるだけで形状は同一です。また、胸と肘から下は属性ごとに色が違うだけでなく、形状も微妙に異なります。

作りとしてはジードプリミティブ以降の新世代ヒーローズ各種のアーツに準じています。ただし、大腿部のカッティングが微妙に変わっており、腿を大きく上げた際の腰パーツとの干渉(詳しくはエックスのレビュー記事→ https://syumitoka.hatenablog.com/entry/2018/11/02/000526 を参照)がなるべく起こらないよう工夫されています。

もちろん曲げかたによっては干渉してしまいますが、従来品の欠点を解消していこうという姿勢には好感が持てますね。

 

ロッソ・ブルのアーツ各種は付属品もほぼ全て共通しており、換装用手首左右各5種(握り手・平手・構え手・開き手・武器持ち手)に交換用タイマー、ルーブスラッガーが大小1本ずつ、というシンプルなラインナップ。また、ロッソフレイムの初回版には炎と風、ブルアクアの初回版には水と土の属性をあしらった特製台座が付いてきます。

攻撃エフェクトなどが付いていないことに物足りなさを感じる向きもあるとは思いますが、その分単価が安くなっている(税込5400円)ので、そのあたりは痛し痒しといったところでしょうか。

ちなみに、ロッソフレイムとブルアクアについてはプレミアムバンダイ限定の『S.H.フィギュアーツ ウルトラマンルーブ』に必殺技エフェクトが付いてきます。うまい商売ですこと!!


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それでは、まずロッソフレイムから見ていきましょう!

真面目で慎重派の兄・湊カツミが変身する二本角のウルトラマン・ロッソが最初に見せた形態です。

鮮やかな赤の体色、胸と腕にあしらわれた炎の意匠が目を引きますね。

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属性に応じた光球を放つ能力を持つロッソ。カツミの特技である野球にちなんだスローイングフォームで光球を敵に投げつける姿が印象的です。ロッソは上投げ・下投げどちらも器用に使いこなしますが、今回はあえて下投げをチョイスしてみました。

……自分がボール投げ全般にあまり親しんでないからなのか、ちょっとポージングがぎこちないのは目をつぶってください(笑)
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兄弟の共通武器・ルーブスラッガー。ロッソが使用するのは大小二つの短剣に分離したルーブスラッガーロッソです。

ブルアクアやブルグランドに付属しているものと形状や仕様は同じですが、ロッソフレイム(およびロッソウインド)の刀身はルーブスラッガーロッソ形態での使用を前提として赤く塗られています。

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劇中で必殺技を使用する際の足を大きく振り上げたフォームも、可動域の広いフィギュアーツならご覧の通りバッチリ決まってくれます。体全体で叩き付ける!という感じが好きなんですよね、このフォーム。

 

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続いてはブルアクア。ひらめきに優れた行動派の弟・湊イサミが変身する一本角のウルトラマン・ブルが最初に見せた姿です。

メタリックな青の塗装がとてもキレイで、つい見とれてしまいます。
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変身者の元々の本領が研究ということで、戦闘スタイルははっきり決まっているわけではないようですが、見返してみたら結構パンチを打っているシーンが多かったので今回はパンチを何枚か撮ってみました。兄とは対照的に、勢いで畳みかけるがむしゃらな戦い方が魅力です。f:id:ir040408:20190120230757j:image

ロッソ同様、ブルにもルーブスラッガーが付属。こちらはロッソ付属のものとは異なり、大小二つを合体させた長剣・ルーブスラッガーブル形態での使用を前提として青く塗られています。

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スラッガーを構えたブルにはスピード感溢れる飾り方がよく似合いますね。

ちなみにDX玩具の出来がとてもよかったというのもあって、ルーブスラッガーは歴代のスラッガー系武器の中でも結構お気に入りだったりします。

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ロッソフレイムの必殺技・フレイムスフィアシュートとブルアクアの必殺技・アクアストリューム。

合体技「フレイムアクアハイブリッドシュート」として同時発射するシーンも多かったですね。合体光線は男のロマン


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先にイベント限定商品として発売されていたウルトラマンオーブダーク(以下略)との(ちょっとコミカルな)バトルもついに実現!

歪んだウルトラマン像を押し付ける愛染の前に完膚なきまでに叩きのめされた兄弟の再起と『ウルトラマン』としての自覚の芽生えは番組中盤の大きなドラマでしたね。

もっとも、この後も愛染とはまた違ったウルトラマンかくあるべし論を押し付けてくる美剣サキとの長い戦いが待ち受けているわけですが……

 

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続いてはロッソウインド!風の属性を宿したティガクリスタルで変身した姿です。

名作の呼び声高い第5話で先に登場したもう一体の風属性形態・ブルウインドに比べると出番や活躍で劣る印象がありますが、赤のイメージが強いロッソにあえて紫を乗せるのもなかなかどうして映えますね。
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風属性ならではの浮遊感あるポージングも様になります。
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上投げのフォームから放つ風の弾丸・ハリケーンバレット!野球選手のフィギュアでは?と思うくらい投球フォームが似合ってしまう……
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ルーブスラッガーもきちんと付属しています。

ちなみに、色のことを気にしなければロッソ用のルーブスラッガーも長剣形態に合体できたりします。逆もまた然り。


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最後はブルグランド!ロッソウインドよりはまだ登場回数が多かった気がします。

画面に向けて大きく四肢を伸ばす登場ポーズ……のつもりで撮ったのですがなんかセイザーXジャンプだ〜♪って感じになっちゃいました。加減が難しい。
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金と銅の中間のようなカラーリングはウルトラマンとしてはかなり異色。高貴なようでいて剛健、というか。

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地面を伝う衝撃波・アースブリンガー!

ブルグランドに変身したら必ず撃ってるような気がする、やたら印象深い必殺技です。
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例によってルーブスラッガーが付属。


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新たなクリスタルの力でオーブダーク(略)に立ち向かえ!

 

以上、ロッソとブルのレビューでしたー。

今回はベーシックに勇ましいポーズでまとめてみましたが、もっと兄弟らしいわちゃわちゃしたカットも撮ってみたいですね。劇場版で共演予定のジードと並べてみるのもよさそうです。

 

ではまた次回ー。今度は玩具ネタじゃない……かも!

玩具の話:S.H.フィギュアーツ ウルトラマンゼロビヨンド。

どうも、立て続けにあいるです。

 

下書き欄を漁っていたら書きかけどころか完成してるのになぜか公開してなかったエントリがあるので、とりあえず公開しておきます。

 

今回は玩具レビューです!

この記事を書いてからずいぶん経ち、気がつけばレビューしてない玩具もだいぶ増えてきました。

そのうちまとめたりまとめなかったりして公開しますねー。

 

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俺はゼロ……ウルトラマンゼロビヨンドだ!

 

というわけで、S.H.フィギュアーツ ウルトラマンゼロビヨンドのレビューです。

受注開始当時はまさか通常のゼロより先に出るとは!と驚きましたが、よくよく考えるとゼロビヨンドはジードの流れの中で出さなければ旬を逃してしまうアイテムなので、いつ出しても売れるであろう通常のゼロより優先されてもおかしくはないんですよね。通常のベリアルよりアトロシアスの方が先に出たのもおそらくは同じような理由かと。

通常のゼロもすでに来年2月の発売が決定し、その高いクオリティで注目を集めていますが、先発のゼロビヨンドも負けず劣らず良いものですよ!


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各関節の可動はここ最近(ジードプリミティブ以降)のウルトラアーツに準じますが、やや股関節の横方向への開き方が狭くなっているような気がします。関節のテンション維持や、ウルトラアーツ共通の問題である太腿の干渉による傷・擦れの防止のために意図して調整しているのかもしれません。

また、輪っか状の部分が引っかかるため肘はそこまで深く曲げられません。拳を振り上げるようなアクションの際にはやや不便かも?


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付属品は手首が左右各6種(握り手・平手・開き手・構え手・二万年早い手・武器持ち手)、ゼロツインソード(パープルクリアver)2つ、パンチエフェクト左用・右用各1つ、交換用カラータイマー(赤)1つ。

最近のウルトラアーツの例にもれず光線エフェクトは付属しませんが、ビヨンドツインエッジやツインギガブレイク、ゼロ百裂パンチといったゼロビヨンド独自の必殺技を再現できるツボをついたオプションがそろっています。手首パーツが充実しているのもグッド。

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ウルトラマン フュージョンファイト!』でジード ロイヤルメガマスターと共に放つキズナヒッサツワザ『ロイヤルツインスラッシュ』をイメージした一枚。

 

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宿敵・ベリアル アトロシアスとの対決!


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共に戦った弟分・ジードや、ゼロビヨンドへ変身する力の源となったニュージェネレーションの戦士たちと並べても非常に映えます。初登場からはや9年、常にウルトラシリーズの最前線で戦い続けてきたゼロならではの遊び方ですね。

うーんこうなってくるといよいよもってニュージェネレーションヒーローズをアーツで全員揃えたくなってくる……ギンガとビクトリーを……はやく……


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最後はジード組で一枚!

来月からはR/Bのアーツのリリースが始まるので、おそらくジードのアーツはこのあたりで打ち止めでしょう。他のフュージョンライズも出してほしかった気持ちはありますが、それを言い始めるとあまりにもキリがなさすぎるのでやめておきます(笑)

個人的にはソリッドバーニングが諦めきれないですね……

 

以上、ゼロビヨンドでしたー。

頻発するカラータイマーポロリを除けばいつも通りの素晴らしいクオリティだったかな、と思います。登場した当初は頭でっかちだのダサいだの変身長いだの散々な言われようだったゼロビヨンドですが、こうして改めて全身を眺めてみるとやはり格好いいんですよね。劇中の(主役を食いかねない)大活躍もあって、印象深い形態です。

先述の通り通常のゼロ、また通常のベリアルも来年に発売されるので、そちらを楽しみにしつつ、今は手元のアーツでブンドド楽しみたいと思います!

 

ではまた次回。

萌えキャラの話:いと遠き北の大地より。

あけましておめでとうございます!!!!!!!!!!!!!(ヤケクソ

 

あまりにも久しぶりの更新すぎて自分でも何をどうやって書いてたのかよくわからなくなってますが、とにかく2ヶ月ぶりの更新です。

……とはいえ、ここまでにも何回か更新を試みて仮原稿を起こしていたので、今回はそのうちの一本を公開しようと思います。

まぁ、なんということはない萌え語りですので、老け専属性のある方は肩の力を抜いてのんびりとお読みください。

 

 

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ごぶさたです。

もう番組レビューがどうとかってレベルじゃない感じでブログから遠ざかってしまっているので、今日はちょっと普段と趣の異なる記事を書いてみようと思います。

テーマはズバリ『萌えキャラ』。もちろん自分のことなのでキュートな女の子の話ではありません。シブくてステキなおっさん爺さんの話です。

 

予期せぬファーストコンタクト

5クール目以降の放送延長が決まりますます絶好調のアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』。

VOCALOID初音ミク』とのコラボによって生まれた『発音ミク』なるキャラクターが登場することで話題になった第15・16話の前後編に、彼は突然現れました。

寒風吹きすさぶ北海道は函館北斗駅、その地下に拠を置く新幹線超進化研究所・北海道支部の指令長として我々の前に姿を現したのは、某宇宙戦艦の艦長を思わせる立派な白髭を蓄えた初老の男性--


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大沼ソウヤ!!

 

正直初視聴時の自分は今回初登場の発音ミク、およびその乗機であるH5はやぶさがどのような活躍をするかという点に気を取られていたので、まさかこんな好みドストライクのお爺ちゃんが予測不能な方向から飛んでくるとは思いもよらず。

誰このイケメン!?嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!!」とどこぞのくねくねした不死兵士のごとく大興奮してしまいました。いや本当に急に来たので……心の準備が……

しかも声が『Fate/Grand Order』新宿のアーチャー役や『HUGっと!プリキュア』ドクター・トラウム役における美声によって現在進行形で老け専を大量虐殺していることでおなじみの名優・土師孝也さん。

狡猾でありながら鷹揚、悪辣でありながら温厚、といったような緩急の利いた演技に定評のある土師さんだけに、大沼さんも職務で見せる優秀な指揮官としての振る舞いと職務外で運転士たちと交流する際の温かみに満ちた優しい振る舞いのギャップがとてもオイシイキャラクターに仕上がっています。

以下、大沼さんが登場する第15・16話の画像を交えつつ萌えポイントについてつらつらと。


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見てくださいこの笑顔!細めたタレ目!

もみあげに直結した髭がさながらサンタクロースのような大沼さんだけに、子供たちに向ける優しい笑顔がなんとも似合います。

この容姿、この声なら真面目で厳格なキャラクターを当てはめてもよかったところをあえて好々爺にしたスタッフの采配を一晩中褒めたい


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ああ……いい……(言葉にできない)

年甲斐もなく口開けちゃうんだもん屈託なく大笑いするんだもんこの人……かわいい……

 

ちなみに被っている帽子は、表の顔(副業)・函館市青函連絡船記念館の館長としてのユニフォームの一部。

かつては青函連絡船に乗り組んでいたような述懐を見せているので、つまるところ大沼さんは(劇中で明言はされていませんが)元・海の男なわけです。

海の男……響きだけでもうドスケベじゃないですかそんなの。反則。

 

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もちろん、笑顔以外もいい顔ぞろいです。 

戦闘不能に陥ったミクの弱点(乗り物酔い)を東日本指令室の面々に告げるシーン(3枚目)はどういうわけか妙に作画がよく、「乗り物酔いしやすい、というな……」とやたら深刻に告げる大沼さんの声も相俟ってなぜか笑えます。当人らにとっては馬鹿にできない大問題なわけですが。

 

大沼指令長の卵酒(意味深)


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そして第16話屈指の名シーン!「ミクに卵酒の作り方を教える大沼さん」!!

セクシィなうなじ!様々な角度から堪能できる髭!地味にレアなシャツ姿!毛深い手!そして何よりピンクのエプロン!ピンクの!!エプロン!!!

ほんの一秒あるかないかの回想シーンひとつにここまで萌えポイントを突っ込めるそのサービス精神にただただ感謝するほかありません。f:id:ir040408:20181125164044p:image
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しかも『月刊アニメディア』に載った設定資料によると大沼さんの手が毛深いのはわざわざ設定資料で指定されてるほど大事なファクターのようで……わかっておる、わかっておるのうスタッフ(何)

ともあれ主人公たちと直接関わることの少ないゲストキャラにもかかわらずここまでの神デザインをぶち込んでくるからには、当然これからもちょくちょく出番があるものだろう……と、楽しみにしていたのですが。

 

その後の大沼さん

なんとその後の大沼さん、第46話(2018年11月26日放送)時点で本編への再登場なし、というあまりにも苦しい状況になってしまいました……

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28話から変更されたOP映像には他の指令長と一緒に大沼さんが(すこぶる気合の入った作画で)登場しているのですが、小倉指令長や羽島指令長といった他の地方支部指令長のみなさんが何度か再登場を果たす(羽島さんに関してはようやくまともな出番が来た、といった感じ)中で大沼さんは影も形もなく。

ミクちゃんが出てくるならバーターでなんとか……!と希望を持っていたのですがなかなかうまくはいかないもので。

つらぁい……あまりにもおつらぁい……

 

結論としては、とにかく大沼さんの再登場!よろしく!お願いします!!この一言に尽きますね。

いくらゲストキャラとはいえ、あれだけ存在感のあった人を初登場から30話も放っておかれると流石に応援している側としてもこころがしんどいもので……

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OPで飢えをごまかす日々にもそろそろ限界が来ているので、いつかワンカットだけでも再登場してくれることを祈るばかりです。

夢の中ではいつでも会えますが、やはりこういうものは公式からの供給が一番ですからね。

そしてゆくゆくは描き下ろしイラストでグッズ化なんかもしていただけるともう有頂天。

指令長合わせのクリアファイルとかあったら……ホント……最低3枚は買いますわ……

 

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追記:いや出せとは言ったけども

 

さて、ここまでの記事を書いた時点では未放送だった第52話。

運転士たちが新年会を開く……といっても流石に全員を集合させるのは現実的ではなく、まして指令長が出るはずもないだろう……とタカをくくっていた自分の前に突如として公式から(36話ぶりの)供給がッ!!

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……って一枚絵じゃないですかやだー!!

 

いやいいんです、久々の登場がまさかのピンクエプロン再臨とかどこかで見たようななんか歌いそうな人たちに(多分)お雑煮を振る舞う優しい笑顔とかめっちゃアガるんですよもちろん。

でもやっぱり……やっぱり……喋ってほしいじゃないですか。動いてほしいじゃないですか!3クールもほっとかれたからにはそれくらい望む権利はあると思うんですよ!!

 

気がつけば放送2年目突入、セイリュウが仲間入りしますます盛り上がる本編ですが、だからといってもうあと1年まるまる放送するわけではないと思うので……間に合わなくなる前に早急に大沼さんの出番を用意していただきたいところです。

南から北・古今東西、全国を舞台に話を考えるのもなかなか大変だとは思いますが、頑張れ北海道支部!ついでにトリニティー組の出番も増やしてほしい!!(切実)

 

 

ちょっと興奮しすぎましたが今回はここまで。大沼さんが再々登場したらまたお会いしましょう(無理かも)