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クレイヴ・サーガXの話をさせてほしい2

クレイヴ・サーガXの話をさせてほしい。(2回目)

crave-saga.jp *1

身内にだけわかればいいと思って書いた記事が公式イラストレーターさんに届いてた(戦慄)

おかげさまでちょびっとだけバズり一部制作に関わっている方々にまで届いてしまい執筆者自身の心胆を寒からしめた前回記事『クレイヴ・サーガXの話をさせてほしい』から早1ヶ月余り。

syumitoka.hatenablog.com

『今後に期待したい』と書いた手前の義務感も手伝ってのこととはいえ、その間私はログインを一日たりとも欠かさずにクレサガXを遊び続けた。所有する全キャラの寝室をほぼ全て読み終え、早くも連発されるイベントを十全に走り切り、困難な初心者ミッションもなんやかんやで完遂した挙句、課金額もちょびっと増やしてしまったそんなお金もないのに。

今回の記事では、その1ヶ月のうちに展開された様々なイベントやガチャについて、また遊び続けて見えてきた本作の新たな課題・問題点について語ってみようと思う。前回同様、あくまでも個人の感想ではあるが、読んでくださる皆様にとって、少しでも本作の『今』を捉える参考になればと思う次第である。

なお、今回の記事は開催終了済みのイベント『愛を込めて!Sweets contest』および各キャラクターの寝室イベント、レイドバトルの導入イベントなどの軽度なネタバレを含む。例によって核心に触れる内容は伏せるが、気になる方はご注意いただきたい。

転生者のリーマン、救世主になる~まだリリースから1ヶ月しか経っていないゲームなのに、連発されるイベントが俺を放ってくれない件~

『愛を込めて!Sweets contest』

いいんですかこんなに遊びやすくて

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↑大丈夫、我々も全然このゲームに慣れません。

 

『クレイヴ・サーガX』リリースからおよそ2週間後、2023年3月1日。本作初となるイベント『愛を込めて!Sweets contest』が開催された。

本作のとっつきにくい遊び応えにプレイヤーが各々四苦八苦する中、詳細な遊び方や仕様も明かされないまま唐突に告知された当イベントは、同時に期間限定キャラ・神器が投入されたガチャが開催されるとの情報も相俟って、必ずしもすべてのプレイヤーから諸手を上げて歓迎されたわけではなかった。

みっちりと育成した特定属性のパーティがなければ遊びきれないのではないか』『特効対象となる期間限定キャラを引いていなければ話にならない難易度なのではないか』――先行する様々なゲームに準えた数多の疑念が脳裏をよぎる中、迎えたイベント当日。我々を迎えたのは、そのタイトルに恥じないとっても甘々なイベントであった。

イベントの形式としては、中編ストーリーを含むイベントクエストを攻略し、得られたイベント固有のドロップアイテムを用いて様々な景品を交換する、というごくありふれたものであった。景品にはキャラの育成や武器の強化に必要な希少アイテムが多数含まれ、遊んでいるだけで自然にパーティを強化する算段が整う――という具合である。

このような形式のイベントにおいてまず気になるのはクエストの難易度であるが、意外にも当イベントのクエストは簡単であった。最難関のクエストでも要求戦力が40000に満たない*2易しさで、特効キャラや優位属性*3のキャラがおらずともクリア・周回は十分に可能であった。

イベントクエストの初回クリア時にドロップアイテムが多数獲得できることもあり、周回要求数自体もそう多くはなかった。ボスクエス*4を毎日消化し続けることが前提とはいえ、平常時のレイドバトルのような途方もなさは感じられず、日程内に全アイテムを交換することも夢ではなかった。加えて、ドロップアイテムとAP*5が軽いレートで交換できたため、AP交換が尽きるまでは延々と遊び続けられたのも大きい。テメエが俺に殴られてアイテム落として!俺がアイテムでAPを回復……!永久機関が完成しちまったなアア~!!(してません)

また、特効キャラを持っていればドロップアイテム数が増加し、周回要求数はさらに減少する。この特効キャラには期間限定のSSRキャラ・神器に限らず、恒常的にガチャから登場するSR・SSRのキャラ・神器や、イベントに参加すれば誰でも入手可能なSRキャラも含まれており、限定ガチャを回さずとも、所持しているキャラだけで十分にドロップアイテムの増加を狙うことができた。仮にただの一度もガチャを回していないとしても、最低1人は特効キャラを入れた状態で遊べたわけである。

そうそう、こういうのでいいんだよこういうので

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↑マゲイロくんの爽やかな成長ぶりに、思わず遊んでるこっちも襟を正してしまった。

 

先述した通り、イベントを進行させると土属性のSRキャラ・マゲイロを入手することができた。マゲイロは当イベントのストーリーパートの主役も務めており、ヴェストリアにその名を轟かす名料理人・ガイの愛弟子として登場する。

自信に欠ける臆病な料理人であったマゲイロは、ガイの厳しくも優しい薫陶を受けつつ、スイーツコンテストへの参戦を通して己の中の壁を乗り越えてゆく。一部に首をひねるような展開もあったが、総じて全体の流れは真っ当で、まさしく王道の成長物語として、何かと文芸面で残念な本作においては珍しく十分に読み応えのあるシナリオであった。

また、主人公とエクスカリバー以外のメンバーがほぼ留守番のため、前回記事で指摘した主人公パーティの変わり映えのしないやり取り大幅に削減されていることも大きい。もちろん、ライバルが多少減ろうがエクスカリバーの主人公への惚れ込みぶりは据え置きなのだが、逆を返すとエクスのアイデンティティはほぼその一点にしか存在しない(個人の感想です)ので、ここは致し方のない点と言えるだろう。エクス一人が騒いでいる分には、受け流すのはそう難しくない。

その他にも、ガイやクロード、パトロッシなど、ストーリークエストに登場していないガチャ産キャラの人となりを垣間見ることができたことも、キャラへの愛着をより強める評価すべき点であろう。本作におけるガチャ産キャラは、人物像や言動を垣間見られる場面が大した文章量のない酒場イベント強引に抜きどころを作る寝室イベントしかないため、愛着を見出す機会に乏しいという構造上の欠陥がある。出会ったばかりの相手とさしたる交流もないままにいきなり艶事に及ぶハッテン場のごとき風情のなさを解消するうえで、当イベントのような活躍の場が設けられることは非常に効果的だ。今後も当イベントのようにガチャ産キャラが活躍する番外編的なシナリオを読む機会があれば、性能面や外見以外の動機――キャラへの愛着によってキャラ入手を喚起でき、運営にとっても喜ばしいのではなかろうか。何が理由であるにせよ、ガチャが回るに越したことはないのだから。

今後に繋げてほしい良イベント

ストーリーに一定の読みごたえがあり、遊びやすく、素材も美味しい。三拍子揃った当イベントは、総じて『遊ぶ喜び』を教えてくれる良質なイベントであった。

ほどほどにイベントを遊ぶだけで育成リソースが溜まり、それを試しに使ってみることでパーティが強くなり、やがてシステムへの理解も深まっていく。日毎のミッション消化もあり、決して終了間際までサボっていても良いようなイベントではなかったが、その分遊び応えと見返りは十分。このイベントを通じて初めて本作の楽しみ方を見出したプレイヤー(主に私とか)も少なくないのではなかろうか。

シナリオや配布SRキャラなど事前に用意すべき事物が多く、配布アイテムの量やキャラの強さなどの調整も要求されるであろうこのような形式のイベントは、なかなか連続して開催することは難しいだろう。それでも本作の世界を広げ、プレイヤーの満足度を高める当イベントのような催しが、今後再び開催されることを期待したい。

 

『グラム挑戦応援キャンペーン』

グラムフルボッコ週間

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↑全国のプレイヤーの皆様から1週間にわたってボコられ続けたかわいそうなグラムくん。

 

そんな『愛を込めて!Sweets contest』開始から1週間後、イベント終了までまだ1週間を残す中、並行して開催されたのが『グラム挑戦応援キャンペーン』である。

その内容はいたってシンプル。風属性の神器・たたき棒魔剣グラムとのレイドバトルにおいて、ドロップアイテム数が2倍になるというものであった。あまりにも単純明快だが、前回記事で述べた通りレイドバトルの周回要求が半端ではない本作において、周回数が1/2になることは想像以上にモチベーションの上昇に寄与する。途方もない苦行のように思えていたレイドバトルの周回も、ゴールが近く見えるようになるだけでこんなにもやる気が湧くものかと、自分でも驚いたほどだ。

また、難易度HARD・EXTRAを自発*6するために必要なアイテムのドロップ量も倍加するため、一定時間ごとの回数制限を迎えるまでは高難易度のレイドバトルを連続して発生させることが可能であった。基本的には難易度が高ければ高いほどドロップアイテムも豪華かつ大量になるため、HARD・EXTRAのレイドバトルを連発できれば、周回効率はさらに上昇する。

私もこの機会に何としても周回を完遂せんと奮い立ち、最終的にはグラムを入手した上で上限(4回)までの限界突破*7を行い、さらに土属性の神器・ミョルニルの入手*8まで達成することができた。いっそ常設してもらえればいいのに、とまで思ったが、流石にそれでは商売上がったりなのだろう。期間が限られているからこそ出るやる気というものもある。同人誌とか出す時は特に。

誰も!助けに来ないのである!!

一方、当キャンペーンによって浮き彫りになった課題もある。それは、レイドバトルを十全に遊びつくすために求められる要求戦力の高さである。

レイドバトルは多人数で同時に共通の敵に挑むことで、たとえ戦力が整っておらずとも強力な敵を倒し、報酬を手にできるのが魅力の一つのはずだ。しかし、当キャンペーン中のレイドバトルの救援は、ピークタイムに遊んでも滅多に来ない場合があった。原因としては救援に必要なRPの重さ*9や、救援要請のクールタイムの長さ*10などが考えられるが、理由がどうあれ救援が来ないのであればレイドバトルを自発するメリットは半減するただでさえ救援が来ないうえ、少ない救援も儲けのよいEXTRAに集中するので、難易度NORMALやHARDは孤立無援になる。そのEXTRAでさえも、運が悪ければ一人で戦うことになりかねない状況であった。

仮に一人で戦い続けて全滅したとしても、リタイアさえしなければ制限時間いっぱいは救援要請が可能であり、その間に他のプレイヤーがレイドボスを撃破してくれれば報酬は入手できる。しかし、それまでの間は一切レイドバトルを自発できないし、制限時間が過ぎてしまえばレイド自発は水泡に帰。せっかく自発用アイテムが枯渇しづらい状況なのだから、時間が許す限り連続で自発を続けたいものだが、そうは問屋が卸さないというわけである。

こうした状況が重なった結果、誰かが救援に来るまで難易度EXTRAを戦い抜ける程度の戦力がなければ当キャンペーンを最大限に生かすことはできなかったことは否めない。多少戦力に不安のあるプレイヤーでも『みんなで倒す』レイドの醍醐味をしっかりと味わえるよう、救援に必要なRPの軽減、もしくはレイドドリンクの潤沢な配布を行う必要があったのではないだろうか。

 

『ヤールングレイプル降臨戦』

本タイトルに登場するキャラクターはすべて、18歳以上です(迫真)

 

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↑本当に?本当に18歳以上?

 

『グラム挑戦応援キャンペーン』終了直後の3月16日、新たなレイドバトル系イベント『ヤールングレイプル降臨戦』がスタートした。当イベントは『グラム挑戦~』における問題点を考慮してか、通常のレイドバトルからいくつか変更された点がある。

まず一つは、専用レイドドリンクの実装である。後述のボックスガチャをはじめとするイベント報酬として入手できるこのアイテムは、制約*11はあれどイベント終了まで通常のレイドドリンク同様に使用可能である。配布量も潤沢かつ、ボックスガチャから入手できるため、よほど熱心に周回しない限り枯渇することはない。このアイテムによって、レイド救援におけるRP不足問題は解決され、救援率も大幅に上がった――というより、ほとんど入れ食い状態となった。ひとたびレイドが自発されれば、口を開いて餌を待つ鯉のようにプレイヤーが群がる。EXTRA自発から1分もしないうちに参戦者が10人を上回ることもザラである。ちょっと極端すぎる気もするが、戦力に不安のあるプレイヤーからすれば大助かりであろう。

次に、難易度の低下・新難易度の追加である。当イベントの報酬である神器・ヤールングレイプル*12がSRの神器であるためか、当イベントのレイドバトルはSSR神器の獲得を目的とした通常のレイドバトルよりも難易度がやや低めに設定されている。また、通常のレイドバトルの最低難易度であるNORMALよりもさらに簡単な難易度EASYも初実装。仮にゲームをはじめたばかりでも、最低限の周回は行えるようになった。

そして何よりの変更点は、報酬としてボックスガチャの抽選券が得られることである。ボックスガチャにはリセット対象となる目玉アイテムとしてヤールングレイプルのキーはもちろん、ガチャキャラのキー*13汎用キー、そのほか不足しやすい武器の限界突破素材、専用武器の強化素材などがたっぷり詰まっている。抽選券1枚で1回、というシンプルなレートで回しやすく、開ける箱の数に制限もない。31箱目からは箱の中身は全て共通となるが、ガチャチケット・武器ガチャチケット・AP回復薬(小)のいずれかからリセット対象を選択できるので、どれを選んでも回せば回すだけオイシイ素敵な仕組みになっている。

加えてイベントミッションをこなせば、ヤールングレイプルだけでなく光・闇属性の限定武器も入手できるので、両属性の戦力不足の補填にピッタリ。極め付けに、なんと光闇レイドスフィアまでもらえるので、エクスカリバーやアダマスと戦わずとも交換アイテムがもらえるようになっている。こと報酬の豪華さについては、『Sweets contest』から今回まで高い水準をキープできていると言えるだろう。

RP(あちら)を立てれば自発(こちら)が立たぬ

『ヤールングレイプル降臨戦』は全体的に『グラム挑戦〜』におけるレイドバトル周りの課題をほぼ解消し、豪華な報酬も備えた良イベントであると言えるが、問題点が皆無というわけでもない。特に大きな問題としては、難易度EXTRAを自発するために必要な専用アイテム(鏡)のドロップ率がかなり低い*14ことであろう。そのせいで、時間ごとのレイド自発可能回数が通常のレイドの2倍になっているにも関わらず、回数を使い切ることなく次の時間に移行してしまうことも少なくない。鏡がボロボロ落ち、回数制限まで自発に困ることがなかった『グラム挑戦〜』とは正反対である。レイドイベなのだから、救援だけでなく自発も行われないと根本的に成り立たないと思うのだが……

また、ヤールングレイプルの限界突破・スキル強化に必要な鍵をこのイベントだけで集め切ることができないのも難点。『愛を込めて!Sweets contest』の配布キャラであったマゲイロは、イベント配布の鍵だけで限界突破・スキル強化を完遂できたのだが、今回は限界突破すらままならない有様である。キャラの強化完遂は許しても、神器の強化完遂は許さないという方針なのだろうか。

よりにもよってSR神器の限界突破・スキル強化に必要な『神器のカギ』他の鍵に比べて入手手段に乏しい*15ので、ヤールングレイプルを100%の力で運用するには相応の期間が必要となる。もちろん、ガチャ産の他のSR神器との競合にも悩まされることになる。ただでさえ鍵が足りないゲームと言われている中で、配布神器にまでこの仕打ちはなかなかにしんどいものがある。鍵を……鍵をくれ……(切実)

 

僕はついてゆけるだろうか。タガの外れたこのゲームのスピードに

……と、ここまで読んでいただければわかると思うが、本作は開始わずか1ヶ月余りにして途切れることなくイベントが3つも開催されるスロットル吹かしっぱなしのハイペースで走り続けている。今回は詳しく触れていないが、『ヤールングレイプル降臨戦』半ばにしてすでに『武技研鑽競技会*16という第4のイベントまで開催されており、ほぼ毎週何かしらの新要素を放り込まれている状況である。挙げ句の果てには『降臨戦』終了直後から『花咲かせROCK!!!〜カラオケ大作戦〜』*17なる第5のイベントまで開催されることが決定した。こうなるともう週刊誌である。週刊『男ハーレムをつくる』創刊。デ○ゴスティー

週に一度は何か新しいイベントが開催される、という配信ペースはこの手の基本無料ゲームには珍しくないように思われるが、『ついていけない』という意見も散見される。コンテンツ飽和が叫ばれて久しい時代、ゲーム一つとってもこのタイトルだけを熱心に遊びこんでいるユーザーばかりとも限らない。たとえ『虚無期間』の誹りを受けるとしても、イベントを連続させずにクールタイムを置いたり、それが叶わないにしてもせめてイベント中に別のイベントを始めるのは控えた方がよいように思われる。

また、『ついていけない』という意見はイベントのみならず、ガチャの追加ペースに対しても挙げられている。というのも、イベントに伴って新規キャラクターを追加したガチャが登場するだけでなく、様々なテーマで括られた*18既存キャラのピックアップガチャも間髪入れずに連発されているのである。こうしたガチャ過多の傾向は、イベントを遊ぶたびにいちいちポップアップする課金アイテム割引の知らせも相俟って『課金圧が高い』などと揶揄されることもある。

もちろん商売なので、コンスタントに稼ぎがなければ続けられないことは理解できる。旨味のあるイベントを連発し、魅力的な新キャラクターを続々登場させることで、それを目当てに始める新規参入者を増やしたいという魂胆もあるのだろう。しかし、だからといってイベントやガチャの追加ペースを早めるばかりでは、イベントを十全に遊びきれない無念さ延々と周回を続けることへの疲れ・飽き終わりの見えない課金への倦みなど、マイナスな感情ばかりをプレイヤーにもたらしてしまうのではないだろうか。イベント・ガチャの追加については、運営に支障の出ない範囲でもう少し手心を加えていただきたいところである。

もっとも、ガチャについてはプレイヤー側にも『引かない自由』というものがある。熱に浮かされて金を注ぎ込んだ後に悔いることがないか考え、己の懐と相談した上で付き合い方を考える必要があるだろう。どんな遊びであれ、程よい距離を保って節度ある付き合い方をしなければ、楽しむどころではなくなってしまうのだから。

……などとご高説ぶっている私自身も、この間サカマタさん欲しさに天*19しちゃっているわけなのだが。反省します、反省しました……

 

Re:ゼロからやりなおしてほしいシナリオ執筆


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↑シュミエルくんは『オレ』なんて言わない。

 

流石に一人称は間違えないでください

さて、一通りのイベントについて語り終えたところで、ここからは前回記事で触れなかったストーリー以外のシナリオ部分について語っていこう。

ぶっちゃけてしまうと、ストーリー以外のシナリオについても、端々の拙さや違和感を拭えない描写、全体的な『行き届きの悪さ』はストーリーと大差ない。キャラクターの一人称が場面によって異なる*20寝室イベントのスチルと文章が矛盾する*21など、この手の作品で大切にすべき『細かな部分』致命的な誤りが見られ、誤字脱字を上回るダメージ量を容易に叩き出してくる。また、おそらく複数のライターを採用しているであろう寝室イベントの文章にはかなり傾向のバラつきがあり、終始喘ぎや叫びの応酬が続くばかりの文章から、キャラに似つかわしくないほど耽美で饒舌な地の文・台詞が連発される文章まで実に多種多様である。これについては個人の好みや感じ方に依拠するものであり、一概に問題点として取り上げるべきか悩ましいところではあるが、せっかく期待に胸と股間を膨らませて開いた寝室イベントが淡々と消化試合のように終わってしまう光景はどうにも切ないものがある。せめて実用に堪えるだけのクオリティを保ってはいただけないものだろうか。

乳首が弱すぎる男たちと鬼畜攻め様主人公

寝室イベントにおける展開のパターン化も、一部では問題視されている。前回記事ではバラエティに富んだ内容と称したが、現時点ですでに100を超える寝室イベントが実装されているとなれば、どうしてもバリエーションに限界が出てくるのはやむを得ない。しかし、それにしても乳首責めが多すぎるだの、やはり主人公のオラつきが不快だの、主人公のタチウケ比率がタチに寄り過ぎている*22だのと不満は湧出してくる。

特に主人公のオラつき、さらに言えばエロ展開に持ち込むための常軌を逸した行動流石に看過できないレベルに達している。入手した惚れ薬をたまたま通りがかった知り合いに「ちょうどいいや」とばかりに盛る、性に疎い相手の尻にバイブレータを仕込んだまま半日放置する、転んだ相手を助け起こすこともせず悪戯しまくった末に犯す……などなど、書き並べているだけでも『お人好し』という作中での評が粉々に砕け散るような所業ばかりである。こうなるともはや主人公をプレイヤーの分身として見ることは到底叶わず、せいぜい顔が見えているだけのモブ竿役とでも考えた方がしっくりくる。『主人公』という唯一無二の個性を与えられた存在の扱いがモブ同然とは、本末転倒と言わざるを得ない。

イベントシナリオだけが救い

ただし、先述の通りイベント『愛を込めて!Sweets contest』のストーリーについては例外的にそれなりの水準を保っており、一部に妙だったり唐突な展開はあっても概ね穏当にまとまっていた。誤字脱字もほぼなく相変わらずの主人公のお気楽お人好しぶりに目をつぶれば十分読める類のものであった。

イベントシナリオはガチャ産キャラの人となりを知る貴重な機会でもあるので、今後も下手に誰かを悪く描いたり貶したりせず、ほどよくキャラクターの魅力を引き出すような良質な物語を紡いでいっていただきたいものである。

 

それでもまだまだクレイヴ・サーガXを応援したい件

……と、今回も多少厳しめに評価してしまったが、それでも自分はまだまだ本作に期待している。前回記事で『心から楽しみにしている』と言った気持ちは一カ月以上経った今も変わらないし、やり込みの深いゲーム部分には手を焼かされつつもなんだかんだ楽しく遊べている。SNSでのトレンドインがもはや風物詩と化したり、有志による攻略動画がYouTubeにアップされるなど、ファンの熱量も未だ冷めやらぬどころか更に上がっているように見受けられる。

良くも悪くも話題が尽きない本作。生まれたての割に生き急いでいる感は否めないが、まずは今掴んだユーザーを大切に、より楽しく、より長く遊んでいけるようなゲームとして成長していってほしい

頑張れ負けるなクレイヴ・サーガX。プレイヤーの声に耳を傾けてくれクレイヴ・サーガX。

ロトンさんのSSRを実装してくれクレイヴ・サーガX。

 

(終)

おまけ:イカれた推しキャラを紹介するぜ!2 SSRも結構引けたよ編

さて、ここからは前回に引き続き推しキャラ紹介のコーナー。幸いにもあのあといくらかSSRのキャラ・神器も入手できたので、主にSSRのキャラ・神器を紹介していくことにする。(随時追記・修正予定)

セルドア -待ってましたの大本命-

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ヴェストリアの中央に位置し、各国の緩衝材として中立を貫く都市国家・クサン。その政を一手に引き受ける『司(つかさ)』を務めるのがセルドアである。立派な髭を蓄えた厳峻な顔貌に、鮮やかなタトゥーと生い茂る体毛に彩られた屈強な肉体。漫画家・イラストレーターの藤本郷*23の手による雄好みのツボを突いた秀逸なキャラクターデザインに、私も情報公開当時から注目しており、ピックアップ*24の折には彼を目当てにガチャを回したほどであった。

先代導師ヴァルナに仕えた初代の司・リヴァイアの血を継ぐ彼は、ストーリー第5章の中心人物として登場した後、カラハやニネ、ベルガモンドらと共に『各国首脳』という役どころとして導師たる主人公の行動を見守る立場に落ち着く。……といっても、今のところ彼らが首脳陣として活躍したのは『Sweets contest』でスイーツ品評会の審査員を行った時くらいだが。司の仕事はどうしたんですか

『自他に厳格で恋愛には奥手』との設定がある一方で、クサン名物のボートレースで腕前を披露したり、侍従のガーディオン*25からの憧憬の強さにちょっと辟易したりと、お堅いばかりではない人間味が見て取れるのも彼の魅力である。『Sweets contest』でもマゲイロのスイーツに的確な指摘を行い、彼に更なる飛躍を誓わせるきっかけになるなど、本作に登場するお偉方の中では屈指の人格者*26といえる。何かと細部に拘りが足りず、全体的に浮ついた本作のシナリオをギュッ*27と引き締めてくれる、まさに六尺褌のような存在――それがセルドア様なのである。

……え?推しキャラを下着に例えるなって?いやでもセルドア様も六(以下略

ガイ -やっぱり出番って大事。素直にそう思った-

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ヴェストリアにその名を轟かす名料理人・ガイ。捲った袖から覗くさながらポパイの如き剛腕に、意志の強さを感じさせる太眉がなんとも逞しい。

他のキャラクターたちが武器を構えてカッコいいエフェクトを出す中、逆巻く水飛沫にフライパン一丁を構えて立つその姿はやたらインパクトが強い。さらに戦闘時のSDグラフィックもフライパンを構えており、愛用武器もフライパンである。料理人の魂で敵を殴るのはどうかと思うが、まぁそこはツッコまないでおこう。

ガイといえば『Sweets contest』でマゲイロの師匠として登場したことが記憶に新しいが、前述の通りイベント発のキャラではなく、初期から実装されていたSSRキャラである。酒場や寝室だけではせいぜい『凄腕の料理人』『主人公の筋の良さを認めて人当たりよく接する』『誘われれば風呂屋のサウナでサカることもある』くらいの情報しか読み取れないが、『Sweets contest』への出演によって、真に認め成長を促したい相手にはむしろ厳しく接することや、新キャラ・パトロッシとの古くからの縁など、彼のキャラクター性を掘り下げる描写が多く追加された。本作のストーリー未登場ガチャ産キャラの中でもここまで掘り下げが行われたキャラは他に例がなく、まさに異例の大躍進といえるだろう。

かくいう私も割と早い段階でガイを入手していたものの、前回紹介した推しキャラ達ほどの想いを注げずにいたのだが、イベントでの活躍を見てからは彼に対する思い入れがグっと増し、今では水属性パーティの主力として育成計画を立て始めている。やはり、適切な活躍の場を設けてキャラクターを立てることが、プレイヤーによるキャラへの愛着の形成を促し、プレイ意欲を高めることに繋がるのである。

愛です、愛ですよ運営。何故そこで愛ッ!?

チャック -なまらめんこい雪達磨の君-

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スティリア共和国のはずれにある雪山で山小屋の管理人をしている青年・チャック。北海道・東北の訛りによく似た『だべ』口調*28で話す様子はいかにも北国育ちのようだが、こう見えて南国の生まれで、雪に憧れて訪れた北国を気に入ってそのまま居着いたという経歴がある。

やたら布地が少なかったり体のラインを強調するような服装の者が多い本作において、北国住まいらしくモコモコの防寒具を着込んだ彼のようなキャラクターはなかなか珍しい。さながら雪達磨のような丸っこいシルエットは、ともすれば着膨れでは?と疑ってしまうが、寝室イベントで披露する裸体も非常にむちむちしており、ふとましい殿方がお好みの方にはたまらない肉感的な艶姿を披露してくれる。まさに着ても脱いでもまんまるかわいい雪達磨の君、というわけである。

今のところメイン・イベント共にストーリーへの出演はなく、キャラクターの掘り下げはまだ浅い彼だが、酒場・寝室の乏しい情報だけでも『糸目の下にあるつぶらな瞳』『やけに生臭い鍋料理を振る舞いたがる』『色事においては押しに弱い』と、活かせば光りそうな一面を複数備えていることが伺える。最近*29のストーリー付きイベントではメインストーリー未出演のガチャ産キャラにも魅力的な活躍の場が用意されるのが定例となってきているので、そのうちチャックくんにも活躍の機会が巡ってくることに期待したい。

ちなみに彼、本作の事前登録特典のうちの一つである毎日引き直し可能なガチャに投入されていたSSRの一人でもあるので、サービス開始当初から彼と共に冒険を始めていたプレイヤー諸兄も少なくないことだろう。かくいう私もその一人である。だって可愛いんだもん。

クロード -なぜか憎めないマッドドクター-

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ヴェストリアで広く名の知れた名医・クロード。立派な熊髭を蓄え、常ににこやかな表情を崩さない様子はいかにも人格者のようだが、実はかなりの悪徳医師であり、気に入った患者に適当な病をでっち上げては『治療』と称した性暴行に及ぶガチの犯罪者である。物知りのガブでさえ彼の裏の顔については噂の一つすら耳にしたことがないようなので、犯罪の隠蔽にもかなり長けていると思われる。こんな奴が野放しにされているヴェストリアの治安はいったいどうなっているのだろうか*30

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↑ウッワーワルイカオ!

普段の穏やかそうな表情から一変、悪事に及ぶ際はつぶらな瞳が細まり、邪悪な笑みを浮かべるのが彼の最大の特徴である。戦闘中に入るカットインやSDキャラの勝利モーションでさえ件の『悪い顔』をしているのだから、そのギャップの演出たるやとことん徹底している。ワイシャツ越しに垣間見える逞しい筋肉や、腰に提げたガンベルトのような薬品ホルダーによって強調された股間など、本作のキャラクターらしい雄としての魅力もしっかり備えているあたりがなおタチが悪い。

やらかしている所業だけを考えればぶっちゃけ主人公の仲間にしてはいけないレベルのやべー奴なのだが、それでもどうも憎めないのは、彼のように明確な『悪』として描かれていないにもかかわらずほぼ同等の行為に及ぶ主人公の存在ゆえであろうか。下手にお人好しの皮を被って犯罪スレスレの行為に及ばれるよりは、自覚を持ってあくどい治療を行うクロードの方がいっそ潔いとさえ思える。

また、クロードはイベント『Sweets contest』への出演時には過労で倒れたガイに適切な診断と処置を施しており、『名医』と評されるだけの腕前と、医師としての最低限の良心を備えていることがうかがえる。一概に邪悪なだけとも言い切れない多面的な人格を持ち合わせていることも、クロードの憎めない魅力の一つであろう。

サカマタ -バ火力エクストリームドM博徒鯱-

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獣人を嗜好するいわゆる『ケモナー』の間で人気の種族といえば、人間に身近なイヌやネコ、逞しいイメージのあるトラやクマなどが思い浮かぶが、クジラやシャチ、イルカといった海生哺乳類系の種族にもコアな人気がある。サカマタはその名*31が示す通りシャチの獣人で、元ギャングの総長*32にして、現在は凄腕の博徒という強烈過ぎるパーソナリティの持ち主でもある。

筋肉の固さと脂肪の柔らかさが程よくマリアージュされた固太りの肉体を飾るのは、鮮血のような色合いをした花吹雪の紋々(刺青)。大きく開いた股からは純白の褌の前垂れが覗き、歌舞伎役者や往年の時代劇スターを思わせる。総じて『和』の色合いが強く、見た目は非常に魅力的なデザインをしているのだが、彼の個性は見てくれだけで語れるようなものではない。

前述の通り元ギャングである彼だが、その前歴は想像以上に凄まじいものであったようで、彼のウェポンクエストで入手できる武器『殺鯨切裂*33』の解説にはなんと『ギャング時代に斬った何千人もの血がサカマタの刺青模様のようにボディに染み込んでいる』との記述がある。これを鵜呑みにするならば、彼はギャング時代に四桁台の数の人間を死傷させていることになる。戦争状態でもそれだけの数の人間を殺害するには銃火器などが必須と考えられるのに、近距離用の得物だけでそれを成す彼の凄まじい戦闘能力には思わず舌を巻いてしまうが、それ以上にそもそもこんな大量殺人者仮にも主人公の味方になり得るポジションについていることが恐ろしすぎるこんな奴が野放しにされているヴェストリアの治安(以下略)。

そんな苛烈な殺戮者としての一面を反映してか、その他の要素もなかなかに強烈だ。彼のステータスは清々しいほどのMATK*34偏重型であり、最大レベル時のMATKだけなら最大レベルのザルク*35に匹敵する。SSRとSRは最大レベルに差があり、最終的なステータスにはどうしても差が生じてしまうにもかかわらず、である。闇属性SSRのうちMATKが最高レベルのセルドアと比較してもその差は僅かなものであり、彼の火力がいかに凄まじいものであるかが伺える。ありあまる破壊力と引き換えに、MATK以外のステータスは低いものの、条件さえそろえば平然とダメージ限界値を叩き出すその姿はまさにバ火力と称して遜色ない。

また、酒場や寝室から垣間見える彼の人格は元ギャングらしく傍若無人そのもの。たまたま酒場に居合わせた主人公を賭け事に巻き込んで振り回し、無理矢理勝負を挑んで勝利すると『バツゲーム』と称して常軌を逸したプレイ*36に巻き込む。正直大迷惑な御仁なのだが、被害に遭っているのがあの主人公なので、ちょっとだけ胸がすく思いをしてしまうのがなんというか、クレサガらしいというか……

ともあれ、SRキャラかつメイン・イベントいずれにも未登場のキャラクターであるにもかかわらずとんでもない個性を持ち合わせている彼。初登場時は特定のガチャからしか排出されなかったが、現在は通常のガチャからも排出されるようになっているので、運よく出会えた方はその癖の強すぎる人となりを味わってみるのも一興ではないだろうか。

ミョルニル -その陥没乳首は飾りか?-

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ラピマニア聖国に安置されていた神器・ミョルニル*37。メインストーリー3章に登場し、そのとぼけた人柄と病的なまでのオルトーへの溺愛でプレイヤーに強い印象を残した彼は、土属性のレイドバトルのボスでもあり、レイドバトルの報酬を一定量集めることで確定入手できる。

いたいけな顔立ちに、うっすら蓄えた顎髭がアクセントになった人懐っこい顔貌。どこをとっても太く短いふわふわの肢体はとても可愛らしく、特に常日頃から丸出しにしているキュートな陥没乳首は非常に魅力的だ。何よりも乳首を性感帯として第一に優先する本作において、他に類を見ない凹んだ乳首は唯一無二のアイデンティティであり、彼を彼たらしめる要素として最大限に活用されるべき魅惑のチャームポイント――で、あるはずなのだが。

こともあろうに!主人公は!!この陥没乳首を!!!一撫でさえもしないのである!!!!

一体誰のどのような差配によってこんなことになっているのかはいちプレイヤーたる私には到底知り得ないわけではあるが、それにしても乳首 is GODと言わんばかりにありとあらゆる男が乳首でたやすくアヘる本作において、よりにもよって一番弄るべきミョルニルの陥没乳首に指の先端さえも接触させないという判断はあまりにも謎過ぎる勃ち上がっていなければ乳首ではないとでも言いたいのであろうか。

流石に既存の神器に新しい寝室イベントが追加されるようなことはそうあるものではないと思われるので、こうなったら新バージョンのミョルニルをガチャに投入するなどして、ミョルニル最大の魅力である陥没乳首を思うさまいじくり回す新しいイベントを実装していただきたいものである。いやホントマジで。よろしくお願いします。ミョルニルの陥没乳首に救いの手を。

ヤサカニノマガタマ -魅惑のむちぷに弟くん-

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主人公が旅商人から買い取った勾玉が変じた神器・ヤサカニノマガタマ。カタカナで書かれるとわかりづらいし長いが、元ネタは日本神話における『三種の神器』の一角・八尺瓊勾玉である*38

主人公によって『八』の字を取って『ハチ』と呼ばれることになった彼は、活発な性格と大雑把な無計画さで一行を振り回すことも多い――と、プロフィールには記載があるのだが、残念ながら現状酒場と寝室以外に活躍の場がないため、その活発さと大雑把さを読み取ることができる機会はほとんど存在しない。エクスに『私は導師の右腕だ』とドヤられて『じゃあ俺は左腕だな』と明るく返せる気風の良さは素直に好感を持てるものであるし、独り寝の夜に寂しさを覚える様子は思わず庇護欲を掻き立てる愛らしさを醸し出しているのだが、あくまでもその場限りの描写であり、彼のより深い人格を知りたいという欲求を満たしてはくれない。

こうした『物語・描写の不足』は本作全般の難点ではあるが、ストーリーやレイドバトルの前説に登場していない限り酒場の内容が『発見の経緯⇒覚醒⇒簡単な性格の説明』に終始してしまう神器については、この問題が特に顕著である。魂友以上に個性豊かな容姿と、様々な国の伝承に基づいた趣深い設定・人格を持つ神器だけに、こうした構成上の不備によってキャラクターとしての滋味を味わい尽くせないのは非常に惜しい点といえる。

もっとも、そのあたりを勘案してもヤサカニノマガタマは魅力的なキャラクターである。浅く焼けた小麦色の肌、勾玉のような太眉にどんぐり眼、赤みがかった柔らかな頬に湛えたにこやかな笑み。水兵のようなコートをはだけた上半身は硬すぎず柔らかすぎない絶妙なむちぷに感を醸し出しており、思わず指でつつきたくなってしまうほどだ。分厚い胸板には胸毛の一つも生えていない一方、寝室で拝める下半身は案外毛深かったりするところも意外性があってそそられる。スチルの出来栄えも出色のもの*39であり、個人的には引いて損はないキャラクターであると考える。だってこんな……こんなむっちむちのかわいこちゃんに弟みたいに甘えられちゃあ……ねぇ?辛抱たまらんでしょうよ……

 

(今度こそ終)

画像出典:『クレイヴ・サーガX 神絆の導師』©️2022 EXNOA LLC

*1:例によってリンクは全年齢版なので、『X』版のプレイは「R-18版はこちら」のボタンからどうぞ

*2:流石にストーリークエストの通常難易度(NORMAL)よりは難しいが、レイドバトルの中難易度(HARD)より低い難易度であり、遊びはじめたばかりでもない限り負けることはまずないレベル

*3:今回のイベントでは水属性の敵が出現するため、土属性のキャラが優位

*4:通常よりドロップアイテムが多く獲得できるが、一日にプレイできる回数が限られている

*5:エストプレイ時に必要なポイント。時間経過で回復するが、遊び続けたい場合は課金やアイテム交換で得られる回復薬の使用が必須

*6:救援に入るのではなく、自らAP・アイテムを消費してレイドバトルを発生させること

*7:合計250本の鍵(アイテム)を要求される。レイドバトルにおける鍵は確定ドロップではないうえ、基本1本ずつドロップするので、通常のレイド周回で250本を集めることは非常に困難である

*8:土属性と風属性のレイドスフィア(交換アイテム)は共用のため、グラムがドロップするレイド交換アイテムでミョルニルや関連の土属性武器まで交換できる

*9:最高難度(EXTRA)の救援に必要なRPは10、RPの上限は30なので、連続して3回までしか救援に入ることができない。また、RPが10回復するまでには1時間かかる

*10:救援要請を一度行うと、その後5分間救援要請ができなくなる

*11:通常のレイドドリンクと異なり1つあたりのRP回復量が10P、全滅時の復活に使用できない

*12:いかにもぽっちゃり系男児といった容姿でたいへん愛らしいが、本作にはあくまでも18歳以上のキャラクターしか登場しないため、彼もまた決して男『児』ではない。たぶん

*13:現時点での恒常SSRキャラの中からリセット対象として選んだいずれか一人のキーのみ

*14:EXTRAをクリアしても確定ドロップではなく、だいたい5、6回に1つ程度の感覚で1つドロップする。しかも通常のレイドと異なり、当イベントの難易度EXTRA自発には鏡が2枚必要となる

*15:SSR神器の鍵である『超神器のカギ』はガチャ産キャラ・神器の鍵を売却して得られるコインやレイド交換アイテムで交換可能だが、『神器のカギ』はなぜか交換不可である。『神器のカギ』を集めるには、ウィークリーミッションや常設ミッションをちまちまこなす他ない

*16:いわゆるスコアアタック式のイベント。周回は不要だが、全報酬回収に必要なスコアは相当高い

*17:2023/3/28『ナイモンチャンネル』での生放送によると、『Sweets contest』同様のストーリーつきイベントとのこと

*18:ケモノキャラを題材にした『モフモフ』はともかく、単に大人の男性をまとめたというだけで『ダンディ』、容姿が幼いキャラをまとめただけで『元気溌剌』など、括り方は正直雑である

*19:一定数ガチャを回すと、必ず目当てのキャラを入手できる仕組みのこと。本作ではガチャを回すとおまけでついてくる『カプセル』を一定量集めると、目当てのキャラ・神器と交換できる場合がある

*20:シュミエルの一人称はストーリー・イベントシナリオでは『私』だが、アダマスとのレイドバトルの導入イベントでのみ『オレ』となっている。ストーリー中でシュミエルが『私』と『オレ』を使い分けている場面は存在しないうえ、アダマス戦導入イベントでのシュミエルは一人称のみならず口調もどこかおかしいので、意図した演出ではないものと考えられる

*21:冒頭で『全裸』と明言しておきながらスチルは下着を着用しているマクシの寝室、途中で下着を脱がされる描写があるにも関わらずスチルの下着が脱げないセルドアの寝室2など

*22:ナイモンチャンネルでの生放送にもタチウケ比率に触れた質問が取り上げられていた

*23:本作では他にもノーチェ、アルケーを担当されている

*24:なお、セルドアを含むピックアップガチャは過去2度ほど展開されたが、うち初回の『ストーリー登場キャラピックアップ』の際にはものの見事に爆死した

*25:レアリティRのキャラとして実装済

*26:豪放磊落がすぎるカラハ、一大宗教の象徴だがまだ年若いニネ、カリスマはあるがいい加減なベルガモンドといった他国首脳陣に比べると、歳相応の威厳を身に付けたセルドアの存在感は非常に安定している

*27:医者が気合を入れるときに出る効果音ではない

*28:『なまら』、『したっけ』などのワードから、おそらくモデルは北海道弁である可能性が高い

*29:2023年6月初頭、ストーリー付きイベントが4回(スイーツ、花見、親子の絆、雨)開催された時点。

*30:ちなみに、ヴェストリアには他にも『犯罪者への拷問目当てで検挙に勤しむ保安官』や、『大国の機密を盗み出そうとする凄腕スパイ』、後述するサカマタなどかなり物騒なパーソナリティを備えたキャラクターが多い。一見優しそうなのに元マフィアのキャラクターもおり、裏社会の規模もなかなかに大きそうである

*31:『逆叉』『逆戟』はシャチの古くからの別称で、鋭い背びれが逆立てた鉾のように見えることにちなんだ名前

*32:キャラデザからして、イメージソースはどちらかというとヤクザなのではないかと思われるが

*33:何と読むのかすら不明だが、とにかく物騒な名前である

*34:魔法攻撃の攻撃力を決めるステータス。サカマタの攻撃タイプはこう見えて物理ではなく魔法なのだ。見た目と攻撃タイプの乖離は、このゲームではよくあることである

*35:闇属性のSSR。えっちなバニー姿の青年で、私が本作をプレイした際に一気に3体もダブらせたキャラクターでもある

*36:詳細は伏せるが、SMに耐性がない方はちょっとドン引くレベル。〇〇〇を叩かせるのはちょっと……

*37:北欧神話の神トールが振るったとされる必中の槌。トールハンマーと称されることもあり、某アメコミでは『ムジョルニア』と呼ばれる

*38:ちなみに本作にはサービスイン当初からヤサカニノマガタマ、ヤタノカガミ(八咫鏡)、クサナギ(草薙剣)が神器として実装済みである

*39:ヤサカニノマガタマを手掛けたイラストレーターの雄大氏は他にもガイ・シュミエル・キンタを担当されているが、寝室やメインストーリー内のエロイベントに単なる差分ではないポーズ変えが挟まれることが多く、力の入りぶりがうかがえる