纏うは火!紅蓮の炎!
纏うは水!紺碧の海!
纏うは風!紫電の疾風!
纏うは土!琥珀の大地!
ということで、先日の『ウルトラマンロッソ ウインド』『ウルトラマンブル グランド』の発売をもって基本4属性が揃った『S.H.フィギュアーツ ウルトラマンロッソ/ブル』各種を軽くレビューします。
『ウルトラマンオーブ』や『ジード』のフィギュアーツは(両者ともタイプチェンジで大きく姿が変わる都合もあって)基本形態と最強形態くらいしか発売されませんでしたが、『R/B』に関しては今のところ2人に4種ずつ=全8種の形態のうち4種が既に商品化、さらに他2種と最強形態も受注中という手厚さ!
もちろん今回のタイプチェンジの仕様上パーツの流用がよく利くから、というのはあるのでしょうが、それにしてもこのハイペースかつ大量の商品展開は驚きです。嬉しい反面お財布に大ダメージが……うぐぐ。
あとは残りのロッソアクアとブルフレイム、それに劇場版のあの子とあの姿を出してくれれば文字通り一片の悔いもなく終われるので、その辺に期待しながらプレバン組の配送を待ちたいところです。
前置きが長くなりましたが、とりあえず写真を載せつつ解説していきましょう。
一見してわかるように、ロッソとブルの胴体・上腕・足は塗り分けが異なるだけで形状は同一です。また、胸と肘から下は属性ごとに色が違うだけでなく、形状も微妙に異なります。
作りとしてはジードプリミティブ以降の新世代ヒーローズ各種のアーツに準じています。ただし、大腿部のカッティングが微妙に変わっており、腿を大きく上げた際の腰パーツとの干渉(詳しくはエックスのレビュー記事→ https://syumitoka.hatenablog.com/entry/2018/11/02/000526 を参照)がなるべく起こらないよう工夫されています。
もちろん曲げかたによっては干渉してしまいますが、従来品の欠点を解消していこうという姿勢には好感が持てますね。
ロッソ・ブルのアーツ各種は付属品もほぼ全て共通しており、換装用手首左右各5種(握り手・平手・構え手・開き手・武器持ち手)に交換用タイマー、ルーブスラッガーが大小1本ずつ、というシンプルなラインナップ。また、ロッソフレイムの初回版には炎と風、ブルアクアの初回版には水と土の属性をあしらった特製台座が付いてきます。
攻撃エフェクトなどが付いていないことに物足りなさを感じる向きもあるとは思いますが、その分単価が安くなっている(税込5400円)ので、そのあたりは痛し痒しといったところでしょうか。
ちなみに、ロッソフレイムとブルアクアについてはプレミアムバンダイ限定の『S.H.フィギュアーツ ウルトラマンルーブ』に必殺技エフェクトが付いてきます。うまい商売ですこと!!
それでは、まずロッソフレイムから見ていきましょう!
真面目で慎重派の兄・湊カツミが変身する二本角のウルトラマン・ロッソが最初に見せた形態です。
鮮やかな赤の体色、胸と腕にあしらわれた炎の意匠が目を引きますね。
属性に応じた光球を放つ能力を持つロッソ。カツミの特技である野球にちなんだスローイングフォームで光球を敵に投げつける姿が印象的です。ロッソは上投げ・下投げどちらも器用に使いこなしますが、今回はあえて下投げをチョイスしてみました。
……自分がボール投げ全般にあまり親しんでないからなのか、ちょっとポージングがぎこちないのは目をつぶってください(笑)
兄弟の共通武器・ルーブスラッガー。ロッソが使用するのは大小二つの短剣に分離したルーブスラッガーロッソです。
ブルアクアやブルグランドに付属しているものと形状や仕様は同じですが、ロッソフレイム(およびロッソウインド)の刀身はルーブスラッガーロッソ形態での使用を前提として赤く塗られています。
劇中で必殺技を使用する際の足を大きく振り上げたフォームも、可動域の広いフィギュアーツならご覧の通りバッチリ決まってくれます。体全体で叩き付ける!という感じが好きなんですよね、このフォーム。
続いてはブルアクア。ひらめきに優れた行動派の弟・湊イサミが変身する一本角のウルトラマン・ブルが最初に見せた姿です。
メタリックな青の塗装がとてもキレイで、つい見とれてしまいます。
変身者の元々の本領が研究ということで、戦闘スタイルははっきり決まっているわけではないようですが、見返してみたら結構パンチを打っているシーンが多かったので今回はパンチを何枚か撮ってみました。兄とは対照的に、勢いで畳みかけるがむしゃらな戦い方が魅力です。
ロッソ同様、ブルにもルーブスラッガーが付属。こちらはロッソ付属のものとは異なり、大小二つを合体させた長剣・ルーブスラッガーブル形態での使用を前提として青く塗られています。
スラッガーを構えたブルにはスピード感溢れる飾り方がよく似合いますね。
ちなみにDX玩具の出来がとてもよかったというのもあって、ルーブスラッガーは歴代のスラッガー系武器の中でも結構お気に入りだったりします。
ロッソフレイムの必殺技・フレイムスフィアシュートとブルアクアの必殺技・アクアストリューム。
合体技「フレイムアクアハイブリッドシュート」として同時発射するシーンも多かったですね。合体光線は男のロマン!
先にイベント限定商品として発売されていたウルトラマンオーブダーク(以下略)との(ちょっとコミカルな)バトルもついに実現!
歪んだウルトラマン像を押し付ける愛染の前に完膚なきまでに叩きのめされた兄弟の再起と『ウルトラマン』としての自覚の芽生えは番組中盤の大きなドラマでしたね。
もっとも、この後も愛染とはまた違ったウルトラマンかくあるべし論を押し付けてくる美剣サキとの長い戦いが待ち受けているわけですが……
続いてはロッソウインド!風の属性を宿したティガクリスタルで変身した姿です。
名作の呼び声高い第5話で先に登場したもう一体の風属性形態・ブルウインドに比べると出番や活躍で劣る印象がありますが、赤のイメージが強いロッソにあえて紫を乗せるのもなかなかどうして映えますね。
風属性ならではの浮遊感あるポージングも様になります。
上投げのフォームから放つ風の弾丸・ハリケーンバレット!野球選手のフィギュアでは?と思うくらい投球フォームが似合ってしまう……
ルーブスラッガーもきちんと付属しています。
ちなみに、色のことを気にしなければロッソ用のルーブスラッガーも長剣形態に合体できたりします。逆もまた然り。
最後はブルグランド!ロッソウインドよりはまだ登場回数が多かった気がします。
画面に向けて大きく四肢を伸ばす登場ポーズ……のつもりで撮ったのですがなんかセイザーXジャンプだ〜♪って感じになっちゃいました。加減が難しい。
金と銅の中間のようなカラーリングはウルトラマンとしてはかなり異色。高貴なようでいて剛健、というか。
地面を伝う衝撃波・アースブリンガー!
ブルグランドに変身したら必ず撃ってるような気がする、やたら印象深い必殺技です。
例によってルーブスラッガーが付属。
新たなクリスタルの力でオーブダーク(略)に立ち向かえ!
以上、ロッソとブルのレビューでしたー。
今回はベーシックに勇ましいポーズでまとめてみましたが、もっと兄弟らしいわちゃわちゃしたカットも撮ってみたいですね。劇場版で共演予定のジードと並べてみるのもよさそうです。
ではまた次回ー。今度は玩具ネタじゃない……かも!