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クレイヴ・サーガXの話をさせてほしい4 または私は如何にして心配もそこそこにクレサガを愛するようになったか

クレイヴ・サーガXの話をさせてほしい。(4回目)

crave-saga.jp *1

結局のところネタがなければ書けんのです(謝罪)

ご無沙汰しております。

おかげさまでご好評をいただいた『クレイヴ・サーガXの話をさせてほしい』シリーズから文章量を減らし、小規模でも地道に定期更新をしよう、と目論んで始めた『クレサガ備忘録』シリーズでしたが、結果はお察しの通り。たったの2回で早くもネタが尽きてしまい、結局そのまま5か月にわたってブログ自体の更新を放置*2することと相成りました。

更新を楽しみにしていた方には大変申し訳ございませんが、以降は再び『クレサガの話』スタイルの長文・不定期更新として、書けるときに書くスタイルで進めていこうと思います。なお、未更新のキャラ紹介については随時更新・追記を行う予定ですので、気長にお待ちいただければ。

それでは、5か月ぶりの『クレサガの話』、ぜひお楽しみください。

ゆく年くる年、クレサガの『今』

DMM/FANZA GAMES初のゲイ向けRPGクレイヴ・サーガX 神絆の導師』がサービスを開始してから、早くも10か月強もの歳月が過ぎた。

それは即ち、本作に大いに期待し課金までしてプレイを開始した私が感じた感動興奮不満失望希望・そのほかどうにも飲み下しづらい思いを当ブログにしたためてからすでに1年近い時間が経過しようとしているということでもある。うーん光陰矢の如し。

開始当初はゲームとしての体裁も整わず、描写不足のメインストーリーはご都合主義に塗れ、お楽しみの寝室=エロイベントもオラついた主人公による恐怖の乳首狩りと化し――と、とても手放しで褒められるような状態ではなかった。その後のこまめな改善によって前者二つについては改善の兆しが見られるが、寝室の質のバラつきについては存置されたまま*3――というのが、これまでの記事で私が書き綴った内容である。

あれから5か月。半年近い月日は、このゲームにどのような変化をもたらしたのか。8月のハーフアニバーサリー以降のアップデートを振り返りながら、自分なりに整理してみたい。

 

なお、今回の記事は実装済みのメインストーリー7章開催終了済みのイベントおよび各キャラクターの寝室イベントなどのネタバレを含む。今回は紹介の都合上、一部寝室イベントの成人向けでない箇所のスクリーンショットも取り上げる*4ため、気になる方はご注意いただきたい。

文芸面、なおも漸進す

まずは、当ブログでもたびたび取り上げている本作の文芸面について、現状を鑑みて改めて整理する。結論から先に言ってしまうと、『かなりマシになってきたが課題は残る』といったところである。

syumitoka.hatenablog.com

振り返ってみると、ゲーム開始当初に実装されていたメイン5章までのストーリーは、正直な話素人目に見ても稚拙な出来栄えであった。説明不足とご都合主義の嵐上滑りの会話劇と要所で発揮される主人公の異常な倫理観に加え、乱発される誤字脱字・不快な改行が読者の体力をゴリゴリと削る心折設計。本作のキモと言える個別のエロイベントさえも、その多くが『やけにオラついた主人公が執拗に乳首を責める』ばかりのワンパターンなものであり、スチルはともかく文章は求められるクオリティを充足したものではなかったといえる。

そもそも、当ブログにてクレサガの記事を書こうと思ったきっかけはこの文芸面の致命的な出来の悪さにこそある。それだけ人の心を(悪い意味で)動かす、乱暴に言ってしまえば『文句をつけたくなるような文章』であったということだ。

syumitoka.hatenablog.com

その後時は流れ、6月に新たに実装されたメインストーリー6章では、上記したような問題点の多くにメスが入った。説明不足とご都合主義は相変わらずだが、退屈だった会話劇には新たな視点と関係性が盛り込まれ主人公は軽薄な言動を控え誤字脱字・不快な改行はほとんど撲滅された。本作屈指の残虐な敵を前に義憤に燃える一行のヒロイックな活躍は、今後の物語展開への期待値を大きく上げるものであった。

そして、本作がリリースから半年を迎えた8月。

ついに実装されたメインストーリー7章は、その期待に見事応えてくれた。

これは真実の愛を問う物語

7章の主題はずばり『愛』である。そもそもタイトルに『絆』の一文字を掲げ、道中いたるところで主人公が様々な相手と(性的な意味で)愛を育みまくる本作において、あえて『愛』をテーマとして掲げ直す意味――それは、本作プロローグにおいて『主人公を愛する者』として現れた聖剣の神器・エクスカリバーの胸に宿る慕情、その真実を問い質すことにこそある。

本作において、エクスカリバーをはじめとする『神器』は主人公のイメージを下敷きとして容姿と人格を与えられた存在であるとされている。――この設定を聞いたプレイヤー諸兄には、少なからずこんな疑念が浮かんだのではないだろうか。『主人公のイメージに沿って生み出されたものならば、神器には自由意志などなく、姿も心もすべて主人公の都合よく操作されたものではないか?』と。

事実、これまで登場した神器の中には主人公のイメージに引きずられて存在しない過去の記憶を刷り込まれてしまった*5者もいる。逆に何故今の今まで本編中で突っ込まれなかったのかと思えるほどの根源的な問いが、リリース半年という節目においてとうとう本格的に取り上げられることになったのである。


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↑ほんの些細な思い出話が思わぬ方向に転がり、自分の導師への愛のルーツに思い悩むエクス。広がってゆく心の隙間に、ゼギドエルの魔手が忍び寄る

 

7章において、エクスカリバーは仲間たちとの何気ない会話の中で不意に『主人公に慕情を抱くようになったきっかけがわからない』ことに気付く。当ブログでもたびたび言及しているように、エクスの存在の大部分を占めるのは深すぎるマスターへの愛であり、その根幹にほんのわずかでも陰りが生じてしまえば、いくら忠勇無双の彼といえども悩みを抱えずにはいられない。その隙を突いた狡猾な罠により、エクスは洗脳され、天使の手駒と化してしまう――というのが、7章の主なあらすじである。

 


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↑これまでは胡散臭い出羽亀ジジイという印象が強かったアルケーだが、ヴァスハーンに向ける父親のような親愛はそのイメージを払拭する。

 

エクスカリバーの心に影を落とす疑念、その真実に迫るにあたって重要な役割を果たすのが、7章のキーマンとなるゲストキャラ・ヴァスハーンである。原神王アルケーがヴェストリア黎明期*6に自身の別宅・天空島の番人を任せるために生み出したゴーレム*7である彼は、『被造物』かつ『心ある存在』であるという点においてエクスら神器と共通する。

 

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↑使命を胸に数千年の孤独に耐えてきたヴァスハーンだったが、アルケーとの再会を機に一気に秘めた感情を表す。情念豊かな表情差分も見逃せない

 

キャラクター性云々の前にまずその露出度高めを通り越して肌が隠れていない面積の方が遥かに多いスパルタンな容姿に目が行ってしまう彼だが、もちろんただのお色気要員ではない。7章における彼はエクス・主人公と並び主役級の扱いをされており、アルケーから与えられた使命に愚直に従う一方で、自分を生み出し愛してくれたアルケーに想いを寄せ『被造物たる自分が創造主への慕情を抱いてよいのか』と葛藤する非常に人間臭いキャラクターとして描写されている。

 


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↑主人公に加え、ハクマをはじめとする旅の仲間たちもエクスに温かい声をかけ、閉ざされていたエクスの心はようやく開く。優しいピアノの旋律が心地よい劇伴も含め、7章最大の見せ場となる必見のシーンだ

 

ヴァスハーンの苦悩を通じ、彼同様『被造物』であるエクスの懊悩を浮き彫りにする構成はクレサガらしからぬほど非常に丁寧で、読み進めるほどにエクスのみならずヴァスハーンへの思い入れも自然と増すようなつくりになっている。ヴァスハーンやアルケーとの交流を経て自分なりの解を得た主人公が洗脳されたエクスを説得するシーンも、そうした描写の積み重ねがうまく作用し、非常に感動的なシーンに仕上がっている。例によって筋書き自体はそう目新しいものではないのだが、描くべきテーマに向けて無駄なく構成された描写の一つ一つが組み合わさることで、プレイヤーの心により深い印象を残すようになっているのである。

 


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↑愛に惑う聖剣、愛に狂い悶える天使たち、そして愛のために奮う青年。それぞれの情動が物語を動かし、一つの結末へと収束させてゆく

 

ヴァスハーン以外の新キャラクターも、7章のテーマを語るために欠かせない活躍を果たしている。疑念から生じた迷いを天使に付け込まれて洗脳された愛心惑うエクスカリバー*8はストーリー内でもかなりの強敵として描写され、神器が敵に回る*9ことの恐ろしさを如実に物語る。

また、エクスを洗脳した張本人・ゼギドエルは、天使の中でも特に有力な『五大天使』のうちの一角である。彼の存在は、悪魔における『悪魔六柱』のように天使側にもいわゆる『大幹部』が複数存在している事実を示し、天使との戦いの激化を予感させる重要な役割を果たしている。似非紳士風褐色マッチョ、という見た目も絶妙で、しかも得物は天使らしからぬガトリング砲。一度見たら忘れられない、なんともインパクトのあるキャラクターだ。

そんなゼギドエルの部下であるミズィヴエルはゼギドエルの愛を盲信し、彼の寵愛を受けるためならばいかなる行為も辞さない過激な天使だが、一方でゼギドエル自身も天使長ザラエルからの愛を受けるためだけに働いている、という点も見逃せない。結局のところ二人とも『愛されるために愛している』者であり、愛に見返りを求めている時点でそれは真実の愛ではないという点が、二度にわたって語り直されることで強調されている。エクスとヴァスハーンといい、7章は『反復』の使い方が非常に巧みである。

そしてもう一人、7章の配布キャラであるキールも重要なキャラである。彼は天使に支配された故郷を取り戻すために奮戦する英雄の末裔*10――と、まるでどこかのRPGの主役のようなパーソナリティを備えたキャラクターとして登場する。劇中には『自らの浅慮が原因でエクスを失ってしまった』と深く思い悩む主人公をキールが励ます場面すらあり、おおよそどちらが主人公なのかわからなくなるほどだ。外見的にはどちらかというと『ゲイにモテそうな見た目』で、性格もやや情けないお人よしかつ好色、武器もいわゆる勇者の剣的なものではない逆手持ちの短剣――と、いちいち一般的なRPGの主役らしからぬ点の目立つ本作の主人公と対をなすようなキールの人物造形は、徹底した『対比』によって主人公の『自分らしさ』を改めて際立たせる役割を担っている。

以上のいずれのキャラクターも7章の語りに必須の活躍をしており、6章のキャラクターの一部に見られた消化不良の感はまったくない。その点において、7章は6章よりもさらに完成度の高い物語であるといえるだろう。

 


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アルケーが語るヴェストリアの基本原則。ともすれば乱倫とも思われる主人公の分け隔てない愛欲ぶりも、このようなルールが敷かれた世界であれば是とされ……いや駄目じゃないかなやっぱり

 

7章の項の締めくくりに、劇中でアルケーが語ったヴェストリアのルールについて触れたい。『ヴェストリアはあらゆる愛が許されることを理想とする世界』『原神王は地上の愛に一切介入しない』という原則は、エクスや主人公の疑問を氷解させる*11のみならず、本作の世界観倫理観を考える上で重要なヒントとなる。誰あろうヴェストリアの創造神自らが『あらゆる愛に一切の障害が存在しない世界』を理想としている以上、それが『愛』である限りいかなる所業も許される。本作のサービス開始当初から度々取り沙汰される『どいつもこいつも(特に主人公)性愛に奔放すぎる』という点について、『そもそも神様がそういう世界を理想としているから』という強烈すぎるアンサーが突きつけられたわけである。プレイヤー諸兄がこれで納得するかどうかはともかくとして、後出しの情報を用いてでも作中の描写に整合性を取ろうとする姿勢自体は評価したい。

 

5章までのメインストーリーの行き届かない部分を改善し、従来にない要素を取り入れた6章に続き、本作の核となる『愛をテーマにドラマチックな語りを見せてくれた7章。現時点*12ではすでに更なる続編となる8章実装済みだが、こちらも7章で見られた描写の反復による強調ゲストキャラの巧みな活用を引き継いでおり、さらに作中の重要用語に関する重大な事実も明かされるなど、ますますドラマ性が強化された仕上がりになっている*13。メインストーリーについては、今後もこの勢いで良質な物語を紡いでいってくれることを期待したい。いっそのことプロローグ~5章についても6章以降の水準で改稿してほしい……

 

ストーリーイベント尺不足問題

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↑7月末〜11月末のイベント。夏祭りや運動会、クリスマスといったお祭り騒ぎから絶体絶命の大ピンチまで、バラエティ豊かなシナリオがてんこ盛りであった

毎月末に展開されるストーリーイベントのシナリオがそれなりに安定したクオリティを保っている件は以前にも取り上げた通りである。現在もその傾向はおおむね変わらず、イベント配布や期間限定のキャラクターの掘り下げ、既存キャラ含む交流の楽しさについては毎度しっかりと担保できている。

また、『クレサガの話3』にて指摘した『展開のスケール感の小ささ』についても改善していこうという気概が見られ、本編顔負けのスケールの物語が展開される例もいくつか見られた――のだが、どうもその展開規模の大きさにイベントシナリオ自体のボリュームが追い付いていないフシがある。その一例として、9月末~10月上旬に開催された『錦秋刀湯-盟友の追憶-』を取り上げたい。

 


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↑どうも総集編のような、過程をすっ飛ばした展開が続く……え?クレサガは全般的にそうだろ、って?

 

同イベントは一部魂友のプロフィールにて存在が匂わされていた和風の地方・キンシューを舞台に、かつて『伝説の三人』と呼ばれた侍・ギンジマルと僧侶・フウヨウ、そして行方知れずのもう一人の仲間*14を中心とした物語が展開される。

同イベントでは国家元首の暗殺に始まる国同士の戦争勃発の危機や、その裏で暗躍する黒幕の存在など、かなりスケールの大きな物語が展開されるのだが、如何せんイベントの尺自体は普段通り*15のため、ただでさえご都合主義の多い当ゲームでも類を見ないレベルのダイジェストじみた高速展開が続く。

ある重要キャラの失われた記憶はかつての仲間との再会を機にすんなり戻ってしまうし、敵の動向の調査や情報伝達はすべて顔も見せない情報屋*16さくっと済ませてしまう。さらに、追い詰めた黒幕はかつて当ブログでも『再登場希望』と記載したあのジー*17なのだが、せっかく復活したにもかかわらずやったことといえばせいぜい巨大な魔物を複数繰り出してきた程度で、結局さしたる活躍もないまま成敗される*18。戦争勃発の危機についても、すべての真実を知ったフウヨウの鶴の一声であっさりと解決してしまうなど、国家単位の一大事を扱ったシナリオにしてはやけに描写が軽い、というのが正直なところである*19

私生活はだらしないが仲間思いで気風のよいギンジマルと、そんな彼に苦言を呈しつつも何かと世話を焼くフウヨウ、そしてもう一人の仲間の睦まじい友情は一貫して丁寧に描かれており、SNS上でも彼らの関係について言及する声がいくらか見られた。このことからも窺えるように、総じてキャラクターの関係性や魅力については十分に描けているが、毎回決められた話数に起承転結をまとめなければならないことによって生じる尺不足が祟り、それ以外の部分についてはどうにも練り込み・描き込みが足りない。この問題は、『錦秋刀湯』に限らずほぼすべてのイベントに当てはまるクレサガの宿痾と言えるだろう。


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↑一見コスプレのような導師たちの格好も、実は過去に死んでいった悪魔たちの遺伝子*20を組み込まれて変異してしまった姿である。恐ろしや。

 

もっとも、そんな尺不足にも負けず骨太のストーリーを展開しきった例もある。10月末~11月上旬開催の『ホーンテイニアへようこそ』は、一見するといかにも秋らしいハロウィン風味のイベント*21なのだが、その実は導師たちが異世界・ホーンテイニアでこれまで倒してきた悪魔たちの霊に身体を乗っ取られかけるというまさかのホラー展開で、プレイヤーの度肝を抜いた。現代日本におけるコスプレ大会としてのハロウィンではなく、現世と別世界(霊界)の境界線が曖昧になる日*22としてのハロウィンにあえて焦点を当てているあたり、なかなか捻りが効いている。

配布キャラのチェシェードとの温かくも切ない交流や、既存ガチャキャラのエンニックが演じる大暴走とまさかの活躍など、キャラ描写についても申し分ない。登場するキャラクター自体は多いものの、異世界ホーンテイニアで活躍するメンバーはわずか4人+α*23と最低限に絞られていることも功を奏し、先述の尺の短さをうまくカバーできている。クレサガの世界観にこれまでにないおどろおどろしい雰囲気を持ち込んだことも含め、総じて2023年下半期のイベントの中では屈指の出来栄えと評しても過言ではないだろう。

ストーリーイベントの開催は今のところ一度も途切れずに続いており、今月*24末にも新イベントとして『謹賀新年-祭夜のキンシューに響く鐘-』が開催予定となっている。おそらく来年も、基本的には毎月ストーリーイベントが開催されるものと思われるが、それらについても話数の増加や文章量の増大など、より物語を深化させるような施策を期待したいところである。

 

寝室の方向転換がもたらす無限の可能性

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↑出会ってすぐに意気投合し、そう日も経たずにすっかり飲み友達となったノーチェとアイギス。嗜虐の気があるノーチェがタチ固定……と思いきや、酔っ払ったアイギスがノーチェを押し倒すこともあるのが面白い

 

文字通り本作の華というべき寝室イベントも、最近はこれまでとは方向性を異とする新たな試みが盛り込まれている。例としては主にプレイ内容の拡充や、導師の性格の軟化*25などが挙げられるが、中でも特に大きな変化といえるのが『導師を抜きにしたキャラ同士の絡みの大量導入』である。

実は、キャラ同士が絡む寝室はサービス開始当初からすでに存在していた*26が、あくまでも例外中の例外であり、基本的に寝室の相手は導師orモブであった。しかし、ここ最近*27SSR魂友の寝室は、導師以外のキャラを相手にするスチルが目に見えて増加傾向にある。

そうしたスチルの多くはイラストレーターが共通のキャラ同士の絡み*28であるが、場合によってはそれぞれ別のイラストレーターが担当しているキャラが共演することもある。特に11月末のイベント『HOHOHO!サンタクロース選抜試験』にて同時に実装された『雪夜の贈師 ノーチェ』と『聖夜白熊 アイギス』はなんとそれぞれ互いの寝室に出演し合うという実質二人一組の魂友・神器であり、イベントで初対面とはとても思えないラブラブぶりを見せてくれる。界隈でも人気のイラストレーター二人*29が互いのキャラクターを交換して描くという点も含め、非常に豪華な寝室であるといえるだろう。

 


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↑有志から『バンリュウさんの寝室にヤツカミズさんが出る』と聞いて即座に石を買いに走りました(実話)

 

もちろん、イラストレーターが同じキャラクター同士の絡みもバラエティに富んでいてとても興味深いのだが、本項ではその中でも個人的な嗜好に基づいて(真顔)SSR魂友のバンリュウを挙げたい。彼の寝室2はバンリュウ同様かまど氏がデザインを務めたSR神器のヤツカミズとの出会いと交流を描くエピソードであり、『年長の巨漢獣人』という共通項を持つ二人のほのぼのとした絆大迫力の重量級性交をこれでもかと堪能できる。『導師と絡まなければならない』という一つの制約から解き放たれたことで、寝室シナリオは従来以上の自由度と、無限大の新たな可能性を得たのである。

 

邪槍狂騒曲(あるいは信者選抜試験)

長々と文芸面について語ってきたが、ここからはクレサガのゲームとしての面に触れて語ってゆく。

本作の基本的なルーティンはサービス開始当初から特に変わらず、『ストーリーイベント⇒レイド周回CP⇒降臨戦⇒競技会』を毎月繰り返すものとなっているのだが、2023年9月はこのルーティンのうち競技会*30に代わって新たなイベント『ギルド団結武闘祭』が開催された。スコアアタックの内容自体は競技会と変わらない*31が、武闘祭においてはゲーム内のギルド*32ごとにスコアが蓄積され、ギルド全体のスコアによってランキングが集計されるほか、報酬獲得もギルドスコアに応じて行われる*33。ギルド団結武闘祭の開催以前は、デイリーボーナスのAP回復以外特に旨味のないシステムだったギルドだが、ここに来て一気に重大な役割を担うに至ったのである。

概要を聞く限りにおいては、同好の士が集うギルド内で文字通り『団結』し、スコアアップの方策や上位入賞・報酬入手のモチベーションを互いに高め合うことを目的としたイベントであると思われるのだが――その初回開催は、誰もが目を覆いたくなるような惨憺たる有様であった。

 

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Googleで『邪槍』と検索すると『クレサガ』とサジェストされる時点でお察しください

 

まず問題になったのは報酬獲得までのハードルの高さである。報酬をすべて獲得するために必要なスコアがとんでもなく高く稼働率の低いギルドではどう頑張っても報酬を取りきれない事態となった。前述の通り、大して旨味のないシステムであったギルドについては『とりあえず作るだけ作って適当に申請してきたプレイヤーを入れておく』だけの消極的な運用をしていたプレイヤーも多い。それがいきなり報酬獲得の可否にかかわる重大な役割を担うようになった上、報酬獲得のハードルがギルドメンバー全員がそれなりに頑張ってようやく全制覇できるほどに高いものであったとあれば、遊ぶ意欲を一気に削がれてしまうのも致し方ないだろう。

さらに、その高いハードルを乗り越えてもイベントの目玉として用意された超強力な武器を確定入手できない*34という点が多くのプレイヤーの怒りに油を注いだ。当時新規実装された新武器2種のうち『魔幻邪槍・狂風(略して『邪槍』とも)』は文字通りゲームを一変させるほどのインフレ上等ド馬鹿性能を誇っていたため、これを入手できるか否かが運次第であるとなれば、ランキング上位を争うような筋金入りのプレイヤーであればあるほど遊ぶことに意義を感じられなくなってしまうことは目に見えている。事実、邪槍を巡る侃侃諤諤の末に本作を引退してしまったプレイヤーも少なくないと聞く。本来であれば上位プレイヤーに熱中して遊んでもらうべきギルドイベントで上位プレイヤーを引退させてしまうとは、どう考えても愚策としか思えない所業である。

そもそも、私個人としてはギルドイベントという構造自体に問題があると考えられる。上記のような事態になってしまったこと自体は初回開催故の調整不足(にしてもあまりに酷いが)であるとしても、ギルド単位でのプレイを半ば強制することでペースについてこられないプレイヤーを篩にかけやり込み(≒課金)に消極的なプレイヤーに圧をかけるようなイベントは、少々運営の都合に偏り過ぎた行いではないだろうか。

確かに、ギルドイベントや競技会でランキング上げに熱中するような熱心なファンをより熱中させることも大切ではあると思うが、そうでないプレイヤーも決して無視すべきものではない*35。その点、ギルドイベントという『信者の選抜』は、運営1年目に振るうにしてはあまりに大きすぎる鉈だったのではないだろうか。どんなに熱心なファンでも、ゲーム内外問わず様々な要因でプレイを辞めてしまう可能性は十分にあり得る。今遊んでくれているプレイヤーを可能な限り繋ぎ止めつつも、新規プレイヤーや復帰プレイヤーを迎え入れるようなサービスを施していかなければ、プレイヤーの数は減少の一途を辿り、長期的な運営は難しくなるのではないだろうか。限定ガチャの復刻*36や過去のイベント限定アイテムの再入手機会など、今始めても追いつけるような仕組みが必要であると考える。

なお、ギルド団結武闘祭は2023年11月に2回目が開催されたが、こちらはハードルの緩和報酬の確定入手(ただし1つのみ)とかなり改善され、後者については件の邪槍もラインナップに含まれていたため、ある程度プレイヤーの溜飲も下がったといえる。私自身も非活性だったギルドを抜け、活動が盛んなギルドに入って十全に遊びつくすことができたのだが、そうでなかった*37プレイヤーにとってはいまだに不満の残るイベントだったのではないだろうか。これはイベントそのものの問題なので、改善云々では解消できないものと思われる。今後、ギルド団結武闘祭およびギルドというシステムそのものがどのように運用されてゆくのか、今後も引き続き注視したい。

 

人はクレサガのみにて生くるものに非ず

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↑何かと出費がかさむ年の瀬を前にこの限定はきつい。どのみち正月にも福袋的なサムシングで搾り取られることはわかりきっているというのに。

 

前述のギルド団結武闘祭と並び、本作についての不評としてよく聞かれるのが『限定ガチャの乱発』である。2023年7月までは原則月末~翌月上旬のストーリーイベント期間のみ限定ガチャ*38が実装され、それ以外の期間に開催されるガチャはいずれも恒常ガチャ*39であったのだが、8月以降はメインストーリー新章*40の新規キャラも限定ガチャに投入されるようになってしまった。さらに先述のギルド団結武闘祭開催時に『悪魔ガチャ*41』が併催され、当然ストーリーイベントの限定ガチャも健在のため、実質ほぼ毎月限定ガチャが月2回開催されることになってしまった。

もちろん、限定ガチャが実装されたところで回す・回さないは個人の自由である。しかし、限定ガチャから排出される魂友・神器は基本的に恒常実装のそれらより強力であるため、前述の競技会やギルドイベントに本気で取り組むユーザーほど限定ガチャの『引かせる圧力』は強くなる。急き立てるような限定ガチャの連発は、熱心なユーザーの課金疲れ・引退を招きかねず、サービスの寿命を縮めるだけに思える。キャラクターの魅力増進恒常キャラも活躍できる特殊クエストの実装など、限定ガチャを続々実装する以外の販促方法もあるのではないだろうか。

 

痒いところに手が届くアップデートの妙


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↑前代未聞の神アプデにハクマも思わず笑顔。

 

しばらく苦言ばかりを述べてしまったので、ここで本作の美点の一つとして『ユーザーの不満への対応が早い』ことを取り上げることにする。先述の通り、ギルド団結武闘祭についても初回で大きく問題となった点は2回目ですべて修正されているほか、『武器のソート順にCRT(クリティカル率)順を追加してほしい』『降臨戦のボックスガチャを開封する際のボタン位置が遠い』など、UIの細かい不満点までしっかりと汲み上げ、可能な限り速やかに修正を済ませてくれている。

特に、2023年12月開催の『オリンディクス降臨戦』から実装されたボックスガチャの自動リセット*42報酬固定化*43の改修は非常に秀逸であった。リセット時に一瞬のロードが挟まるとはいえ、一つのボタンを延々とタップしているだけで瞬く間に数十ものボックスが開封されていく光景は、この手のゲームにありがちな『ボックスガチャ開封が面倒くさい』という問題に対する最高水準の解決法であるといえる。まさしく神アプデと称して過言ではない。

事実、私自身も今回の降臨戦に関しては過去最高となる539箱もの開封を達成した。報酬の獲得に対する喜びだけでなく、ボックスの開封そのものの楽しみを味わうためにイベント周回を行うというのは、私の人生の中でも初めての経験であった。

 


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↑オルトーから見た魂友たちや四大国への印象など、ここでしか聞けない貴重な話がたくさん。つい放置して見ていたくなる。

また、2023年11月末から実装された新コンテンツ『オルトーといっしょ!』もなかなか面白い。毎日オルトーに食品*44を与えることで親密度を上昇させ、最高まで親密度を高めればSSR確定チケットがもらえるという内容で、基本的にはちょっと変わったログインボーナスといった風情の代物であるが、親密度上昇のついでにオルトーのちょっとした動作さまざまな台詞を見ることができるのが特徴である。居眠りしているところをタップすれば慌てて起き上がり放置していれば左右にふよふよと飛び回るオルトーの姿は思いがけない可愛さ*45を醸し出しているし、夢の中でまでミョルニルにハグされて苦しんだり、魂友や各国についてのオルトーなりの見解を述べるなど、多数の台詞パターンにはかなり細かいネタまで盛り込まれているので、ついつい放置してそのまま眺めていたくなる。

以上のように、『オルトーといっしょ!』は総じてプレイヤーからオルトーへの愛着が増す魅力的なコンテンツとして、またログインを促すきっかけとしてしっかり機能しているといえる。もし叶うならば、応用としてホーム画面にお気に入りとして設定しているキャラにもタップ時台詞を設定するなど、各キャラクターの魅力をさらに増すような施策を続けてくれると嬉しいのだが……そのあたりも含め、今後もユーザーの意見を真摯に受け止め、汲み上げてくれることに期待したい。

 

迫り来る1周年に向けて

大手パブリッシャーからのリリース、大胆なプロモーション施策で大きな話題を集める中、開始早々様々な問題を抱えて走り出した『クレイヴ・サーガX』。一時はどうなることかと思ったが、私個人としてはなんやかんや飽きずに楽しませてもらっている。当初はプレイヤーとの倫理観の乖離から魅力が見えづらくなっていた導師一行にも、10か月強にも及ぶ長い旅路の中でだんだんと愛着が湧いてきているし、たとえ失敗したとしてもすぐさま改善し、少しでも良いゲームにしていこうという姿勢が見えるのは相変わらず印象が良い。

あとは少しでも間口を広げるような取り組みや、より幅広いファンの愛着を高めるような盛り上げ方ができれば、今後も安泰ではないだろうか。基本無料・アイテム課金制のいわゆる『ソシャゲ』が下火になっていると言われて久しい今日だが、私自身はこのゲームを可能な限り長く遊んでいきたい。運営の皆様におかれましては、どうか長期運営を見越した舵取りを何卒よろしくお願いしたい所存である。

 

頑張れ負けるなクレイヴ・サーガX。倒れても立ち上がり昨日より強くなれクレイヴ・サーガX。

ロトンさんのSSRを実装してくれクレイヴ・サーガX。

(終)

 

おまけ:イカれた推しキャラを紹介するぜ!4 愛・爆発編

何!?『4』より前に『3』の更新を終えるべきではないのか!?

いやそれはまぁごもっともなのだが、それはそれとして。

毎月およそ7人の新キャラクターが絶え間なく増え続ける本作において、(個々人のストライクゾーンの広さに左右されるとはいえ)推しキャラもまた増加の一途を辿るのは自明の理である。まして、前回更新から5か月もの月日が過ぎ去っていればなおのこと。

ということで、今回も私の推しキャラを紹介することにする。今回紹介するキャラの多くは限定ガチャ産であったり終了済みのイベントにおける配布キャラであったりするため、すぐに手に入れることはできないが、今後来るべき復刻に備えてぜひ興味を抱いていただければ幸いである。

 

疾風怒濤祭男 セルドア -だがクサンの司ヤツは……ハジけた-

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納涼男児 シュミエル -あの夏、君が見せた小さな勇気-

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ヴァスハーン -愛知り初めし神造人形ゴーレム-

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アドザ -心優しい処刑人-

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獅子王 ベルガモンド -大統領、乳首ピアスデビュー!-

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チェシェード -幻蒸の申し子は宵闇に踊る-

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グロースレクトロ -そうそうそうそうこういう爺を!!待ってた!!!-

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雪夜の贈師 ノーチェ -サンタが(ボンデージで)ヴェストリアにやってくる-

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聖夜白熊アイギス -頑固で愛らしい酔いどれサンタ-

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バンリュウ -大海原を駆ける白き龍-

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画像出典:『クレイヴ・サーガX 神絆の導師』©️2022 EXNOA LLC

*1:例によってリンクは全年齢版なので、『X』版のプレイは「R-18版はこちら」のボタンからどうぞ

*2:するついでにセルドア様のえっちな本を出したりしていたんですが…… https://booth.pm/ja/items/5209657

*3:あれだけの数のキャラクター全てに寝室を最低1種用意する都合上、どうしても執筆者は多数にならざるを得ず、クオリティを均質にするのが非常に難しい……という事情は理解できるのだが

*4:公式の二次創作ガイドラインに従い、成人向け描写を含まないテキスト・画像のみを使用しております

https://crave-saga.jp/news/detail/9805

*5:グングニルが該当する。彼は主人公のイメージによって、北欧神話の主神・オーディンが『以前の主』であるという存在しない記憶を植え付けられてしまっている

*6:約5000年前であるとされる。この手の異世界にしては案外歴史が浅い

*7:外見は完全に(ほぼ全裸の)人間だが、劇中描写によれば『原神王が土や水、木などに神力を注ぎ込んで創造した生命』であるとのこと。また、不老不死かつ頑強な肉体の持ち主であることも語られている

*8:プレイヤーからの通称は『闇エクス』。闇堕ちしたエクス、という意味のほか、ゲーム内でも闇属性の神器として実装されていることにちなむ

*9:2章、5章など『覚醒前の神器が敵に武器として利用される』ことは何度かあったが、覚醒後の神器が敵になるのは今回が初

*10:先代導師ヴァルナの仲間・天樹十二聖の一人であるファヴの血を継いでいることが作中で明言されている

*11:アルケー同様、導師にも意思を持つ者の絆や愛に介入することはできない=神器の人格や感情を操作することはできない、という理屈である

*12:2023年12月末日

*13:8章はまだ公開されてから日も浅いため、本項では詳しく取り上げないが、今後ブログでの紹介も検討している

*14:すでにガチャで実装されている某キャラクターである。記憶喪失という重大要素のネタばらしにしてはやけに早い気がするのだが……

*15:これまでの全てのストーリーイベントは全10話で固定。各話の文字数はまちまちなので、尺の長さについてはあくまで目安であるが

*16:この情報屋は『伝説の三人』のかつてのライバル・忍者のサビスケであり、『錦秋刀湯』終了からしばらくの後新キャラクターとして実装されている

*17:『クレサガの話3』にて『クソデカチ〇ポは飾りか』と記したアイツである

*18:この時、神器ライキリの能力によって魂を両断され『二度と復活できない』と明言されてしまっているため、三度目の正直はもう巡ってこないことだろう

*19:メインストーリー4章におけるベルガモンド大統領就任の件など、本作における国家レベルの決め事の描写が軽いのは今に始まったことではないので、もうそういうものなのだと諦めるほかないのかもしれないが

*20:なお、人間同士が性交による生殖をしない本作において『遺伝子』という言葉が何を示すものなのかは定かではない

*21:限定ガチャの内容も、悪魔風の扮装をしたベルガモンドと神器アゾットというハロウィンらしいもの

*22:ハロウィンのルーツとされるケルト人の伝承における定義

*23:主人公、ベルガモンド、アゾット、チェシェード、ついでにオルトー

*24:2023年12月

*25:従来からのイキりや異常行動がまったく見られなくなったわけではないが、個人的な観点としてはある程度良識に基づいた言動を行うようになったように見受けられる

*26:SR魂友のヤチルドが該当する。当ブログでも紹介したとあるキャラクターの口車に乗せられて怪しい『治療』を受診させられてしまう、という内容である

*27:10月末実装の『闇獅子王 ベルガモンド』以降。それ以前にも該当例はあるが、闇ベルガモンド以降のSSR魂友はむしろキャラ同士の絡みが実装されていない方が珍しいほどである

*28:公式の二次創作ガイドラインに『公式イラストレーターにコミッションを依頼する場合、依頼できるキャラはイラストレーターがデザインしたものに限る』『許可が得られている場合のみ、他のイラストレーターがデザインしたキャラを依頼してもよい』(いずれも要約)との記述があるため、おそらくデザインが別担当のキャラクター同士の絡みを出すには一定の制約があるものと思われる。もっとも、サンタノーチェ・アイギスの例を考えるに、その制約を突破することはそこまで難しくはないものと思われるが

https://crave-saga.jp/news/detail/10219

*29:『クレサガの話2』のキャラクター紹介でも触れた藤本郷氏と、本作ではほかにユリガノス、クラップスなどを担当している熊谷しん氏。両者はTwitter(現・X)上で互いのキャラを交換して描けたことを喜ぶやり取りを行っており、お二方にとっても今回のコラボは念願のものであったようだ

*30:厳密には『武技研鑽競技会』、3属性のボスを相手にスコアアタックを行う個人戦

*31:ただし、ボスは1属性のみ。また、毎日より上位の難易度(4段階)が解放されていく

*32:ゲーム内でプレイヤー同士が結成するチーム

*33:ギルドスコアによる報酬とは別に個人スコアによる報酬も存在する。こちらは蓄積スコアに応じて獲得できるものと、スコアの最高値に応じて獲得できるものの2種類がある

*34:最高までスコアを稼いでも、入手できるのは『風属性武器確定SSRガチャチケット』であるため、必ずしも新規実装の武器が入手できるとは限らない(初期から実装されている別の風属性SSR武器が排出される可能性がある)

*35:そうしたプレイヤーももちろん本作の顧客であり、キャラクターの魅力などの別要素によって本作に課金を行う可能性はある。また、何かのきっかけで本作への熱を上げる可能性もゼロとは言えないだろう

*36:これについては2023年末に開催されたが、2023年内の限定キャラを上半期/下半期に分けた上で恒常実装キャラも混ぜたガチャとして提供する、というなかなかシビアなものになっていた

*37:移籍先が見つからない、そもそもギルドに所属していないなど

*38:投入されている新規キャラクターが恒常実装のガチャ(プラチナガチャ)に投入されないガチャのこと

*39:厳密は、投入されている新規キャラクターが実装翌月末以降恒常実装ガチャに追加される

*40:2023年8月実装の7章、同12月実装の8章

*41:メインストーリーで戦った悪魔が魂友として投入されたガチャ。基本的に悪魔の魂友は悪魔ガチャからしか実装されない

*42:ボックス内のいわゆる『当たり』を引いた後のリセットを自動で行ってくれる機能。設定でON・OFF可能

*43:ボックスの『当たり』は『ガチャチケット』『武器ガチャチケット』『スタミナ薬(小)』の3種から選べるのだが、これを設定によっていずれか一つに固定化することができるようになり、ボックスリセットごとにいちいち選ぶ必要がなくなった

*44:『ガイの精霊バーガー』と称される、ガイとオルトーが共同開発したハンバーガー。親密度をより高める『ザルクのほろ酔いエール』もあるが、こちらは一度使用するとなくなってしまう

*45:とても下世話かつ肝心な時しか役に立たない導きの精霊(笑)とは思えない