ルーンヤァ!(ちょっと古い挨拶)
いやあ面白かったですねプラネット・ウィズ。
毎週30分が5分くらいの勢いで過ぎ、1クールアニメなのに最終回が3回もあるという恐ろしい作品でした……
未だに訳もなく10話(一番好きな話)を見返してしまいます。BGM『念力合体』をバックに先生と閣下がドーピングモードに変身して目にも止まらぬ激闘を繰り広げるあの流れが好きで好きで。テーマもシンプルながらとても深く、あたたかいもので、これからも折に触れて見返していく作品になると思います。
……次のコンシューマースパロボに参戦しませんかね、ホント。
さて、それはそれとして。
ちょっとブログをサボっていたらあっという間に視聴する秋アニメが出揃ってしまったので一通りのファーストインプレッションを。
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<2018秋アニメ>
・宇宙戦艦ティラミスⅡ(ツヴァイ)
#1「 COCKPIT ADDICTION / IT FALLS INTO THE CHRYSLER」
SFロボットアニメを装った超絶シュールギャグ、驚きの第2期。
明らかに一発ネタだと思ってたんですが、うっかり続いてしまいました。こうなったらどこぞのテニスをしないテニスアニメのごとく9期くらいまでズルズルと続いてほしいものです。原作ストック切れそうですが……
さて、1期最終回で(愛機・デュランダルとのありもしないやばい感じの思い出に浸りながら)大気圏に突入し地球に辿り着いたスバルとイスズ。
生還の代償として大破したデュランダルのコクピットを出たスバルを襲う脅威――そう、コクピット依存症の禁断症状。
ちょっとコクピットっぽいマッサージチェアに収まって偽りの安らぎにすがるスバルに「ここはおひとり様15分までとさせていただいている場所だ!やらしい(恥ずかしい)ぞ!」と突っ込むイスズの絶妙なズレっぷり、たまりませんね。
そこからさらに乗機を駐禁される、連邦基地のお土産屋さんにティラミスをネタにしたお菓子やらなんやらが売っている、と怒涛のネタラッシュ。この「コテコテのロボアニメの世界に現実世界の事柄が混ざり合うことによるシュール感」こそがティラミスの魅力だなぁ、と改めて。
休止期間を経てもなお絶好調のティラミスワールド、個人的一押しの不潔だけどいいデブ・マイバッハ中尉の出番を待ちつつ毎週楽しみに見ていきます!
・宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」
SFアニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク・再構築作品として人気を博した「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編にして、旧作「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」や「宇宙戦艦ヤマト2」のリメイクでもある本作。
1~5章までの劇場先行公開を経て、6章公開を前にしてついに待望のTV放送開始!……なのですが、スタッフの大幅入れ替えやしょっちゅう場外乱闘するどこぞの副監督さんの悪評などで、自分の中では割と期待値は低かったり。
しかし、いざ見てみた第1話は思っていたよりは面白く、前作からの空白の期間に何があったのかテンポよく開示していく構成や緊迫感にあふれるクライマックスには思わず胸が躍りました。
自分でもチョロいとは思うのですが、たとえ航行しないとしてもやはりヤマトが出てくるだけでテンションが上がってしまいますね。
あと芹沢の驚き顔かわいい。この野郎芹沢のくせにかわいいじゃねぇか……なんだよ自分が危なくなった途端にそんなおびえた顔しやがって……何なら失禁とかしてくれてm(ry
我が愛しの徳川さんの声や顔もそれなりに拝めたので、今のところ滑り出しは上々といったところ。あとはここから先の展開がどう転んでいくのか。大筋の話は先に読んでいるのですが、細部までは確認していないので、毎回新鮮な気持ちで楽しんでいこうと思います。
……しょうがないこととはいえ 、沖田艦長がいないの辛いなぁ……
・SSSS.GRIDMAN
第1話「覚・醒」
さぁ来ましたよ今期アニメ大本命!!
25年の時を経て特撮からアニメへと活躍の舞台を移した伝説のヒーロー・グリッドマン。放送当時は「早すぎた」と評されるほど未来感にあふれていた『ネットワークと接続された世界』がほとんど実現してしまった現代で、いったいどのような『夢のヒーロー』が描かれるのか、制作決定当時からずっと楽しみに待っていました。
無論制作・TRIGGER、監督・雨宮哲、脚本・長谷川圭一となればもうとんでもないものが出来上がるのは目に見えてたわけですが、リアタイ視聴した第1話はそんな一個人の狭窄な見通しをはるかに上回る驚きと興奮の連続でした。
劇伴もないままに奇妙な間合いと空気感漂う高校生の日常が描かれるAパートから、突如として崩壊した日常の中で怪獣と巨大ヒーローがド派手にどつき合うBパートへ。
学校の張り紙を大写しにしながらキャラクターを喋らせたり、わざとコマを飛ばしてイマイチかみ合わない会話を演出したりとアニメ的な描写を差し挟む一方で、グリッドマンと怪獣の戦闘はバリバリの特撮アングルで呷る。
アニメと特撮の融合、あるいは「アニメでやる特撮」が実に鮮烈に描かれていて、30分間画面から目が離せませんでした。まるで自分の目が、自分の身体を離れて不思議な世界に入っていってしまったかのように……
事前宣伝と異なる体色でなぜか同じようなことの繰り返ししか言わないグリッドマン、壊されても元通りになる学校、消えたままの裕太の記憶、そして怪獣を生み出す謎の存在アレクシス・ケリヴとその傀儡たる眼鏡の人物――と、物語を引っ張る謎も潤沢に散りばめられていて興味をそそられます。
間違いなく自分が今期で一番期待できるアニメ、来週の土曜日までワクワクしながら待ちたいと思います!
それにしても、シンカリオン・R/B・グリッドマンと揃いに揃った土曜日ってひょっとしなくても凄いのでは。この3カ月、土曜日が待ち遠しくて平日がしんどい日々が続いてしまう気しかしません。
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思っていたより長くなりそうなので、次回に続きます。