コウペンちゃんが好きです。
元々はTwitterで流れてくる絵をなんとなくRTして、ああかわいいなぁとか元気もらえるなぁとかその場限りの愛で方をしていたわけなんですが、
半年くらい前、精神的に弱ってるときにふと「そういえばコウペンちゃんっていたな」と思い立ち書籍を購入してみたところまぁこれが効果てきめんでして。
「朝起きてえらい!」「出勤してえらい!」「ごはん食べたの?えらい!」……理由なんてのは割と何でもいいのです。そう、ほめられることってめっちゃ大事。
日頃どうにも自責に走りがちで、自分を低く見るがゆえに頑張り切れなかったりつい堕落に向かってしまったりする自分にとって、「あなたは毎日ほめられるだけのことをしているよ」「うまくいかない日もあるけど、しかたないよ」と誰かに言ってもらえることは、本当に尊いことです。そしてそれは、きっと自分以外の誰にも共通することで。
↑都内某所のイベントに出現したリアルコウペンちゃん。わりとでかい。
非実在のキャラクターにほめてもらうという行為は、自分の中に「自分をほめてくれるもう一人の自分」を作るのに似ていると思います。
「自分をほめる」というとちょっと自画自賛、自信過剰っぽくて抵抗がありますが、そこにコウペンちゃんというワンクッションを置くことで、よりスムーズに、より積極的に「自分をほめられる自分」を肯定できるようになっていくわけです。
そういう意味では、コウペンちゃんはまさに「自己肯定力養成ギブス」と言っても過言ではないのです。言い過ぎかもしれませんが、少なくとも自分にとってはそうなのです。うん。
↑自分のベッドサイドにはコウペンちゃんと仲間たちのマスコットがいっぱい。
更に、コウペンちゃんは「素のかわいさ」というもう一つの武器も持ち合わせています。
上述したような理屈をわざわざこねなくてもこの見た目がすでにかわいい。ただでさえかわいいコウテイペンギンのヒナを徹底して簡略化した楕円形のボディ!とてちて歩く短い手足!横を向いた時だけ不意に現れるちょこんとしたくちばし!唐突に夢の中に侵入したりいやなことにラッシュかましたり謎の筋斗雲的サムシングを呼び出して空を飛んだりする圧倒的ファンシーキャラ補正!!
なんていうか本当にもう一挙手一投足がかわいい。新作イラストが投稿されるたびにスマホの前でもんどりうって悶えるくらいにはかわいい。
個性豊かな仲間たちと繰り広げるほんわかした日常模様もなんともキュートで、毎週月曜にダ・ヴィンチで更新される4コマ漫画はもはやその週の活力。一週間効く魔剤ですわこんなん。
↑左上から大人のペンギンさん、アデリーさん、教えてくれるタイプのシロクマさん、邪エナガさん、コウペンちゃん。仲間たちもあまりにかわいい。
正直これだけ深く「かわいい系キャラ」にハマったことがないので、どうした自分疲れてるのかとか思ったりしますが安心してください疲れてます。
でも疲れていても自宅でコウペンちゃんが待っている、身の回りのちょっとしたアイテムからコウペンちゃんが微笑みかけてくれる、と思うとなんか気が楽になるのは事実で。
やっぱりかわいいってのは正義で力で愛なんだなと思わずにいられない、今日この頃です。